2週間ぶりの更新ですが、前回の続きを。
青森に着いたのは19時29分。
急行「はまなす」の出発は22時過ぎですからまだ間があります。
青い森鉄道の案内所では“青森鉄道むすめ”がお出迎え。
まずは腹ごしらえから、と思い、駅の売店で飲食店について聞いてみました
大都市圏ならまだまだ宵の口の時間。名物が食べられるお店もあるはず...と思ったのが甘かった。
実際にはほとんどが営業時間終了。
東京にもあるチェーン店以外には、一杯飲み屋くらいしか開いていない。
そういえば、5年くらい前に青森に来た時にも一杯飲み屋で夕食を摂ったっけ。
せめて地元らしい食べ物を...ということで、写真のお店に。
味の札幌「大西」。
ガイドブックにも載っているし、お客さんも多かったので有名なのだとは思いますが。
なぜ青森で札幌ラーメン?
とはいえ、中身は札幌ラーメンの常識をかる~く覆してくれました。
食べたのは名物の「味噌カレー牛乳ラーメン」。
思ったほどしつこくなくて、さらっと食べられる。
どうやら牛乳がカレーと味噌をうまく結び付けてくれているようです。
酒の後の〆としてもいいのかも、と思いました。
そのあとは汗を流したいので銭湯「青森まちなかおんせん」へ。
さすがに車中泊ですし、「はまなす」にはシャワーもありませんしね。
銭湯といっても、きっちり温泉です。さすが温泉王国青森。
ホテルに併設のようですが、日帰り客もかなり見られました。
夜行(バス、連絡船等)の利用客もいるのではないかしらん。
こういう人には日帰り温泉はありがたいですねぇ。
駅に戻ってコンビニでビールを買い、改札へ。
「はまなす」はすでに入線していました。
ホーム先端の、先頭機関車のヘッドマークが見える位置は残念ながら立ち入り禁止。
土曜ということもあってか、B寝台は一両増結。
のびのびカーペットカーにドリームカー(リクライニングシート)もあります。
こうしたバリエーションがあるのも「はまなす」のいいところ、なんですが。
JR東日本は「新幹線押し」ですし、夜行は複数のJR会社にまたがるし。
バックパッカーはとうにバスにとられてしまっているしで夜行はおそらく利益が上がらない。
老朽化を盾に、早く廃止したいのが本音なのでしょう。
JR九州の「ななつ星」のような上客を当て込もうと各社は企画を発表していますが、
その陰で旧来の夜行は完全廃止となるのではないでしょうか。
サンライズ瀬戸・出雲もいつまで存続できるのやら。
今年7月に「北斗星」に乗った時とは違って、お祭り騒ぎのような感じはありませんでした。
(こちらも時間があれば書いておきたいけれど...)
静かに夜行を楽しむ、という風情が感じられてよかったです。
まぁ、青森を出発したらすぐに消灯ですし、札幌到着は翌朝6時過ぎ。
寝るくらいしかすることはないんですが。
ビール片手に青函トンネルの通過を静かに眺め。
旧竜飛海底駅、旧吉岡海底駅は明かりがついているのでしっかりとわかります。
途中の待避所ではところどころで新幹線工事の作業員が休憩していました。
5分に1本くらいのペースで上りの貨物列車とすれ違い。
北海道-本州間には高速道路がありませんから、貨物は青函トンネルが大動脈です。
JR貨物は北海道新幹線開通後、電圧が変わっても運用できるよう、機関車を新造したと聞きました。
このは「はまなす」も来年3月には廃止が決まっています。これでJRからは「急行」が姿を消すことに。
“急行=優等列車”と呼んでいたのも今は昔。隔世の感があります。
黙々と青森-札幌間を結び続けてきた「はまなす」。
いっそ「貨客混合」で運用を続けることはできないものかしら。
40年ほど昔はこうした運用が当たり前にあったと記憶しています。
免許の関係もあるのでJR貨物が旅客を輸送するのは難しいでしょうが、一定の客数は見込めるのでは?
函館到着は0時44分、ここで機関車をディーゼルに付け替え。
ターミナル駅なので進行方向が逆転、これまでの最後尾に新たに機関車を連結します。
北斗星やカシオペアでおなじみの青いDD51。編成が短いので1両ですが、それでも頼もしい。
青森-函館間を牽引したED79、お疲れ様でした。
新幹線の「新函館北斗」駅は今の渡島大野駅にあります。
函館駅からディーセル列車で25分かかりますから、かなり離れています。
青函連絡船から青函トンネルへ、そして新幹線へ。
旅客の流れの変化とともに、北海道の「南の玄関口」である函館駅もやがてその趣を変えていくのでしょう。
函館発は1時23分。出発後は寝台で熟睡。
横になれる分、リクライニングシートよりずっとゆっくり寝られます。
目が覚めたのは札幌に近づいてからでした。
(続く)









