前回の続きです。
前日の天気予報では天気が徐々に回復、とのことでしたが、
翌朝目覚めればすでに快晴。
期待通り、なのですが、バードウォッチャーとしては明らかに寝過ごしました。
あわてて朝食前の周辺散策に出発。
残念ながらそれほど鳥の声は多くなかったのですが、
ロープウェイの山麓駅近くではカワガラスに遭遇。
他にもミヤマカケス(カケスの亜種-北海道に生息)やホシガラスを見かけました。
ホテルに戻って朝食を済ませたらチェックアウト。
いよいよ旭岳に向かいます。
山麓駅のコインロッカーに荷物を預けたら、ロープウェイで上の「姿見駅」へ。
ナナカマドなどの紅葉がすでに始まっており、まさに“絶景”でした。
上の駅ではネイチャーガイド(有料)に申込み。
以前の立山-室堂でもそうでしたが、こうしたガイドツアーの参加者が少ない。
またもやマンツーマン状態で、丁寧に案内を受けることができました。
植物・動物・地質・歴史など、詳しく聞けるのは自分にとって大変貴重です。
なかなか頭に残らないのはポンコツ頭のせいか、歳のせいか。
こんなに快晴で旭岳と紅葉を見られる機会は、年に数回もないそうで、
大変運がいい、とのこと。
2015年の運は大半をここで使ったのかしらん?
池に映る旭岳まできれいに見えるおまけつきでした。
池に映りこんだ旭岳が良く見える場所だそうです。
ここ姿見の園地は「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)と呼ばれるところ。
散策路ではエゾシマリスがちょこちょこ姿を見せてくれました。
上空にはホシガラス。
ガイドさんの指差した先を双眼鏡で見ると、渡りで南下する直前のノゴマ♂。
(写真はピンボケ、残念)
ちなみにリベンジの対象である「ギンザンマシコ」には今回もまた出会うことはできませんでした。
ま、時期も悪かったし、こちらは仕方ありません。
むしろ、旭岳の素晴らしさを体験できて、もう一度来たいと思ったので、
またいずれリベンジできればいいかな、と。
なお、植物はちょうどエゾオヤマノリンドウが花盛りでした。
旭岳も姿は美しいですが、大雪山系は火山でもあるわけで。
噴気が上がっているところもありました。
沢には硫黄の粒もあるとガイドさんに教えてもらいました。
戦前には火薬に使うためでしょうか、ここで採掘もおこなわれていたそうです。
結局数年でストップしたようですが。
ロープウェイもなかった時代に上ってくるのは骨が折れたはずです。
跡地はご覧のとおり、草一本生えていません。
硫黄の毒性のせいなのでしょう。
ふと見落としがちな負の遺産を見つけてしまった気がしました。
そして、山にありがちな遭難。
慰霊の鐘(大雪愛の鐘)が備え付けられていました。
大学の山岳部の学生が合宿中に天候が急変、ほとんどが命を落としたそうです。
以来、音を頼りに姿見までたどり着けるようにとの祈りを込めて設置されたとのこと。
私も山の平穏を祈って撞いてきました。
山の天気は本当に変わりやすくて。
1時間もたつと、徐々に雲が増えてきました。
曇り空になったころにはだいぶ寒くなってきたので、
園地に別れを告げ、ロープウェイで下山しました。
山麓駅は晴れ。標高差がもろに天気の差に表れてきます。
ちょうどお昼だったので山麓駅のレストランで食事。
少し付近を散策した後、バスで旭川空港へ向かいました。
土産を買って一路羽田へ。
多少疲れはしましたが、今回の2泊3日の旅は非常に充実したものになりました。
秋田~青森~北海道と回りましたが、自然にも人にもいろいろと教えられる旅でした。
2015年で一番いい旅行が出来たかもしれません。
小旅行記はこれにてお開き。
長期旅行ではなくても、いろいろと面白いところはあるものです。
次はどこに行こうかしら。







