美的運活風水コンサルタント
輝く未来を応援する 薫本鵬叶です
前回の記事では「水」の性質を多く持つ方の適職について解説しました。
「水」から連想される職業ばかりでしたね
具体的には船関係、運搬業、温泉関係、ドリンク・カフェ・バー、水商売等を挙げました。それでは有名人の命式を使って「水」の性質が多い方の職業を見ていきたいと思います。
まず、はじめに世界史でも習う大航海時代の有名人、航海家・探検家であるフェルディナンド・マゼランです。
人類初の世界一周の航海に旅立ったことで有名ですね。
マゼランの生年月日は1480年2月3日です。それでは命式を見てみましょう。
【図１】
マゼランは年柱に“亥”を持ちます。亥は「水」の性質ですね。それだけではなく月柱の地支に“丑”があります。
これは冬の「土」であり、性質としては水を含む土なのです。したがって、マゼランは「水」の性質が強く船関係に向いている命式だということがわかるのです。
さて、マゼランの六神を見ると“戊”“丑”“己”の「土」は“財”となります。文字通り財を表します。世界一周の航海もスペイン王の命により行われたものであり、その多くの資金を支援してもらっています。六神の“財”が沢山あることにも関係しているかもしれませんね。
このようにマゼランは「水」の性質が強く、船関係の仕事に向いていることが命式によく表れています。
次に海賊黄金期最後にして最大のカリスマと評されたバーソロミュー・ロバーツさんです。ロバーツさんは海賊史上最も成功した人であり、彼の死は海賊黄金時代の終焉を意味したと言われています。ロバーツさんは1682年5月17日生まれで命式は以下の通りです。
【図２】
ロバーツさんは年柱天干に“壬”、日支に“子”を持ちます。両方とも「水」の性質ですね。水の性質の中でも陽と陰に分けられ “壬”も“子”ともに陽の水であり、とても強い水の性質とされます。
彼の海賊人生は1720年2月に海賊ハウエル・デイヴィスに捕われ、海賊の一味とされてしまったことから始まりました。当初は海賊の仕事をひどく嫌がっていましたが、後に出世できるという理由で受け入れるようになりました。
それはロバーツさんの命式中にある“戌”と“戊”の影響を大きく受けているからです。六神からみるとこの２つの性質は“官”を示します。“官”は地位やパワーを意味しますね。ロバーツさんが地位を上げることに関心を示したのもこの官が要因となったことでしょう。
昇進の可能性を感じてからロバーツさんの才能はまたたく間に開花し、わずか６週間足らずで船長に選ばれたそうですその後生涯において合計400隻・5千万ポンドに及ぶ船舶を掠奪したと言われています。彼が天職として海賊を選択したのも、持って生まれた「水」のエレメンツが影響したことでしょう。
最後に18世紀にカリブ海で活躍した女性の海賊、アン・ボニーさんです。
アン・ボニーさんの生年月日は定かではありませんが、ネットに1700年3月8日生まれと記してあったので、その日を例にとってみようと思います。命式は下記の通りです。
【図３】
当時、女性は男性に混じって乗船して働くことは認められておらず、彼女は恋人と駆け落ちするため男装して船に乗り込みました。
アン・ボニーさんの命式は、日柱が壬子です。両方とも陽の「水」で強い水のエネルギーを受けていることが分かります。駆け落ちという大胆な行動に至ったのも日元が“壬”であるということは可能性としてあり得ますね。
彼女が男性に混じってでも海賊の仕事を続けられたのは「水」の性質が強くあらわれたからでしょう。
「水」のエレメンツの適職には他にもまだありましたね。次回は日本人を例に見てみましょう。
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