真夏を代表する大輪の花。太陽の動きに合わせて花も向きを変えるので「向日葵」と書く、
と言われています。ただし、実際に首を振るのはまだ成長段階にある 間だけで、
花が立派に咲き誇ると、向きは変わらないとか。柔軟なのは若いうちだけ、というのは植物も同じなのでしょうか。
「向日葵」は、本来は中国語名。そのまま音読みで読むとすれば、コウジツキとなります。
日本語「ひまわり」も同じ発想の名前。英語ではsun flowerですが、これはちょっと違って、
花そのものを太陽にたとえたもののように思えます。いずれにせよ、この花を見るとお日さまを
連想するという点には、違いはな いようです。
原産地は北アメリカで、16世紀の大航海時代にスペインがヨーロッパに持ち帰ったもの。
中国に渡ってきたのはそれ以降ですが、8~9世紀の詩人、白楽天 の作品には「向日葵」が出てきます。もちろん別の植物を指しているわけですが、「紫陽花」や「未央柳」の例もあることですし、
日本人に愛好された白楽天 が何らかの影響を与えた、と考えてみるのもおもしろそうです。
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