貞方邦介オフィシャルブログ「熱海」Powered by Ameba

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ホテル入口にあるメダカ鉢に浮かべたホテイアオイがとても可愛らしい花を咲かせました。


ホテイアオイは、水辺に生育するブラジル原産でミズアオイ科の浮漂性多年草です。
池や金魚鉢によく浮べられる浮草で、根がメダカの産卵床として最適なのでメダカの繁殖用としてもよく使用されます。


園芸用水生植物として最もその名を知られた植物の一つで、フロート状に膨らんだ葉柄によって水面に浮かび、写真でご覧頂いているような、観賞価値の高い青紫色の花をつけます。


ホテイアオイは、原産地は南米ブラジルですが、現在は、ほとんど全世界の温暖域に分布しています。
日本での分布は東北地方以南です。富栄養化した、ため池、河川、水路に生育します。
1884(明治17)年アメリカへ旅行した日本人が観賞用に持参したものか逸出帰化し大正初期から九州に大繁殖しました。

ホテイアオイは株が充実すると、とても美しい藤色の大きな花が咲きます。
花期は6~11月で、葉間から伸びた花茎の先に総状花序をつくり、淡紫色の花を多数開きます。
花序は葉間より円筒形の花茎を数個逐次あげ、上部に5~20個の花を総状につけます。
花被は淡紫色、ロート状で先端は6裂、上方内花被片は特に大きく濃青色で、中央に楕円形の貴報があり、内花被(花冠)緑は全線で、「エイクホルニア・アズレア」とは花被の黄斑の形や内花被の緑などが異なります。
花は一日花で花序の花が総て終わると、花茎は基部から曲がり水中に沈みます。

ホテイアオイの名前は葉柄の中央部が、布袋和尚の腹のようにふくらみ、葉形かアオイ(葵)の葉に似ていることに由来しています。
漢字では、「布袋葵」、別名はホテイウキクサ、タイワンモ、チョウセンモ、カラマツソウ、スイギョク(水玉)、モガラなどかあります。
学名Eichhornia crassipesは、ドイツの政治家Eichorn(1779~1856)の名前に由来し、 crassipesは「太い柄のある」という意味です。