ゲーマーってなんなんでしょ。私はだいぶんゲームというものを取り扱わず、さして触れることもせず。父親がゲームは無駄という考えのもと育てるタイプだったもので私自身も特に惹かれもせず、しかし友達付き合いではそれなりにルールも聞いて遊びつつといった関係のまま生きてきてしまったのですが、高校に入ってからKUNというとあるYoutuberを主に視聴し始め、そこで火をつけられたか分かりませんがゲームをしたい、と思ってしまったわけです。こんなに遅くに。

そもそも私という人間はひとよりいくつか遅れて生きているような気がいたしますね、丁度ドラえもんの罵詈雑言シリーズとして電子の海では親しまれている、のび太にはなった一言、「君は他の子より数年遅れて生きているんだね」というまさしくこの状態。

仮面ライダーを幼少期見ていなかった。なんとこの齢ですでに冷笑を発動していた。「どうせ実在しないというのに興奮して見入るなんて馬鹿らしい」というスタンスを貫き、年が一桁のうちに観ることは遂ぞありませんでした。フィクションであることを踏まえて楽しんでいると決まっているのにこの男は実に冷めた目で見ており、後方より嘲笑という姿勢でいたわけです。11歳になるあたりで初めて視聴し、面白いなとハマったという感じです。

映画というのもそうです。これは最近。春休み実に暇なので徘徊癖というか、軽く近く遠く問わずブラブラする癖のある私は自転車で数十分のショッピングモールへ行って宛もなくほっつき歩くという行為を繰り返していたところ、そういえば映画はいかなかったなぁと思い立ったのです。おそらく人生で、その回数を数えるにあたって片手の指で事足りる程しか訪れてはいない。丁度私の読んでいる数少ない漫画作品である鬼滅の刃、この劇場版が大好評で上映中ということで、おまけに1000円で行ける今を逃すというのもなぁと言う気概で観てみたところ感動。そりゃ行ったことないわけではないのですがこれはいい暇つぶしを見つけてしまったとしょっちゅう通い、猗窩座の激闘を実に6回も目に焼き付ける運びとなりました。極端なんですねこの漢はね。

今の所経由していないものといえば小説、アニメがあります。これらもいずれ熱が来ることと思われます。座して待っております。ゲームも正直例外ではないのです。しかしこれに関しては特殊で、私はゲームをしている人という者になりたいわけであり、実にゲーム自体に興味がおそらくありません。その証拠に親に60万前借りしてまでかなり高スペックなゲーミングPCを購入したにも関わらず遊ぶゲームはマインクラフト一辺倒。流行りの猿真似で原神とヴァロラントというゲームをインストールしたはいいものの、一度たりとも触っていません。今更気づいたのが、私はゲームを趣味にして生活している人間に憧憬を抱いていたという事実。そもそもゲームが上手いか下手かと言われると下手です。多くのゲームを触ったわけではありませんが、或るライトなTPSアクションゲーム、「ブロスタ」を始めて実に3年と半年になるにも関わらず後々参入したプレイヤーに軽く成績が負けているということ。マインクラフトも唯一と言っていいほど没頭しているというのに一向に上達する気配はなし。太鼓の達人はアーケードで2度ほど下の兄弟と対戦するも惨敗、格闘ゲームもそのコツや世界をその手に掴むことができず、マリカではここのところになって前作は12位が最下位であるという事実に驚愕するなどまあ向いてないと言えます。つまり、憧れ、関心、技能の中で憧れのみがある状態なのです。この心をどう致しましょうか。そもそもゲームはただ一人黙々とやるものでもなく、わりかし協力戦。対話は苦手でも人と関わりを持つことやコミュニケーションをネット上で取ることに熱心な人ほどメキメキ成長し、楽しみを見つけるのは自明の理。大して私はどうでしょう。他人に反りを合わせるようなこと、意見を聞くこと意見を言うこと何一つできてやいません。ゲーマーというと内向的なイメージを持たれがちかもですが、まあそんなことはなく。所謂ところの陽キャ、陰キャと行った世間的イメージで言えば陰キャというのに分類されますがこの人類はイコールコミュ障というわけではないのです。ここを勘違いしてはなりませんし、私は勘違いしておりました。

ゲームで思い出を作りたいのです。私は思い出が何か抜けやすいような気がします。旅行のことも学校のことも、まだ活発に周りと関わろうとしていた日々のことも靄がかかって鮮明に脳の奥底にこびりついて、それを引っ張り出すことができません。ゲームなら繰り返すことが可能な上にスクリーンキャプチャという手もあります。最近起こったことなんか他愛のないことをダラダラ喋って日記にすることも、そのゲームの経験を元に思い出話をすることもできます。奥が深いですこれは。あらゆる未経験がこの世に存在します。殊にこの界隈においてはFPS、シミュレーション、音ゲー、冒険RPG、恋愛/アダルトRPG、ホラゲー、アクションゲー、パズルゲー、例を出せばキリはありません。どのようにしてこの途方もない宝の海に飛び込み遊泳することを心よりの悦びにできるのか、、

かつては鉄道や旅行の趣味もありましたがイマイチでしたし熱も冷めてしまいました。この先私という人間がどのような島に取り付くのか、我ながら見ものです。