煎れ立ての珈琲の香はたまらなく素晴らしいものだ。
さて、フランスといえば、Latte Caffe、カフェ・ラテを思い出す者も多いのではないのであろうか。
確かに我が祖国フランスでは、朝目覚めるとカフェ・ラテを嗜む。
しかし、食後にはExpressという、エスプレッソのような濃い珈琲をゆっくりと楽しむのが一般的なのだ。
Latte CaffeとExpress、両方を朝に楽しめるようになれば、貴殿も少しフランス貴族の生活に触れる事ができるかもしれぬ。
わがフランスでも花粉症は存在する。花粉症の原因はスギ花粉だけでなくプラタナスやミモザ、アカシア、フランス海岸松といった植物の花粉もある。なので日本で花粉症になっていなくてもフランスで発症するケースも存在する。
だがフランスにおける花粉症の最大の問題点は日本に比べ花粉症対策グッズがあまりにも少ない事だ。花粉対策で一番有効なものはマスクであるがフランスでマスクをつけて歩こうものなら不審者扱いされてしまう。しかもフランスのポケットティシュは硬くて使いづらいくちょっと使えば鼻の下がヒリヒリしてしまう。
春にフランスへ行く場合は花粉症対策グッズを持っていった方が良いぞ。花粉症対策は日本の方がはるかに進んでいる。
いつもフランスが懐かしいがこの時期だけは帰りたくないものだ。今晩もわがフランスを思いつつメルシャンを飲むとしよう。
わがフランスでは2月2日のChandeleur(シャンドルール・聖母御潔めの祝日)というカトリックの祝日にクレープを家で焼いて食べる習慣がある。何故この日にクレープを食べるのか諸君は疑問であろう。
日本のバレンタインデーとは違い菓子メーカーの陰謀とかでは無いのが、古い慣わしのためはっきりした起源はわかっていない。下記に示す説があるようだ。
1.古代ローマ人の、生命を授ける神様のお祝い
2.ケルト民族の、長い冬が終わり春が訪れによる繁殖と生命の授かりを祝う水の清め儀式
3.生まれてから40日目の幼子イエスをつれた聖母マリアがエルサレムの神殿への出向いた日。そしてイエスは「この世のたった一つの光」だと予言される。
これらが混じり合ったものが、おそらく5世紀あたりにカトリックの行事らしい。
日本では節分に遊女の座敷遊びだった「恵方巻き」なるを行事として広めているようだが、シャンドルールを広めるほうが素敵だと思わないか?