梨のギムレット ~せめて冬になる前に~ | バーテンダーの覚書

梨のギムレット ~せめて冬になる前に~

しばらくぶりの更新となります当ブログですが、なんとなくプレスブログなるものに登録しております。

時々チェックしてネタを探しているのだが、自分はどうも酒で引っかからないと意味がないらしい。

前回、モヒートのことを書いたことがあったが、アレが実はプレスブログの記事として、ネタを使った初のエントリだった。
そして今回は二度目。

せっかくだから申請するわけだが、プレスブログからの情報であると記載しろとのお達しがあるので、しつこいくらい書いている。
ネタが浮かばない中有り難いので、別に嫌味や中傷の意味は全く無い。


さて、秋の果物といえば色々あるのだが、自分は梨が好き。
りんごより断然梨だ。

せっかく好きな果物だし、何かカクテルに出来ないだろうか、と考えるのが、我々バーテンダーの仕事。

梨といえば、独特の甘みと、シャリシャリとした食感が特徴的。
時期のものになると、その甘みは旬のりんごや桃に匹敵するほど、しっかりとした甘みと主張を持っている。


今回は、赤梨系の梨を使って、ショートカクテルに仕上げてみた。



梨のギムレット レシピ

・ボンベイサファイア ジン  30ml
・梨 1/6カット 
・コアントロー  1tsp
・ガムシロップ  1tsp

技法:シェイク
グラス:カクテルグラス


梨はおろし金ですりおろし、茶漉しなどで果汁だけをシェイカーに入れる。他の材料も全てシェイカーに入れシェイクする。


梨は独特の青臭さがあるので、ボンベイサファイアと非常に相性が良い。
コアントローやガムシロップは、正直調整用という役回り。
コアントローはバランサー、ガムシロップは甘みを補う役目、と考えれば、自ずと作り手が理解して調節出来る。

梨を選ぶ際は、今回のように赤梨系であれば、なるべくオレンジ色、何なら赤くなってる位の物を選ぶつもりで。
果物コーナーでは見栄えを良くするため、尻側が上になっているので騙されがちだが、手にとって頭側の色もチェックすると良い。

りんごなどと同様、この世に万有引力がある限り甘みが尻側に偏っているので、使う際は商品のブレがないように、頭側と尻側均等に使う。
中心部分は酸味が強くなるため、少し勿体無くとも大胆にカットするほうが良い。


とまぁ、梨のチョイスさえ間違えなければ、間違いないカクテルである。
爽やかな甘みが秋の夜長を演出してくれる、薄い白のカクテルは、女性にも飲みやすく、男性でもキメられる。

四季のある国ならではのフレッシュフルーツカクテルを楽しもうじゃないか。むはは。



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