サムライ | バーテンダーの覚書

サムライ

前回のエントリで日本代表について触れたが、その時書こうと思っていたモノをすっかり忘れていてさっき思い出した。


酒のウンチクやカクテルレシピ中心のつもりでいた事を軽く忘れる始末。歳は取りたくないもんだ。



サムライ

事あるごとにサムライジャパンだサムライブルーだとネーミングして、キャッチーに仕立て上げようとする風潮は正直言って嫌いだ。
なので、店ではそいうったネーミングのカクテルを出すつもりは一切ない。完全に便乗じゃないか。

とはいえ、客商売である以上、お客様から要望があれば、無下に断るのも変な話、個人的な感情を押し付けるのはオカシイ。

というわけで、此のシーズンに便乗的にいわれたら渋々お出し致しますサムライの名を冠するカクテル



・サムライ
日本酒 45ml
ライムジュース 15ml

氷を入れたロックグラスに材料を入れて軽くステアする。

酸味のあるライムジュースを加えるので、日本酒の選択がポイント。
日本酒度が低い甘口だと、米の甘みとライムの酸味の相性が、個人的にはあわないと感じるので、日本酒度+5以上の醸造がオススメ。
吟醸もしくは純米吟醸でも日本酒度が高ければ良いとは思うのだが、上等な酒ならそのまま生で飲んだ方がいいに決まっていると思うのだ。

そも、カクテルというもののベースで使う酒は、あくまでTPOで選ぶべきで、なんであろうと高級な、本質的にうまい酒を混ぜればいいと言うものではない、ということは常識であると言っても過言ではない。

しかしながら、良いものさえ使えば美味しくなると勘違いしてしまうバーテンダーも少なくない。

自分より経験の長いバーテンダーさんが、普通のジンとオーソドックスなベルモット、製氷機の氷で作ったマティーニの味は今でも忘れられない。
上等なジンと上等なベルモット、しっかり締めた最高の氷を使って自分が作っても、悔しいかなその人が作ったモノには一向にかなわないのだ。

材料のバランス、ステアの技術、時間、経験

ありとあらゆるものが、カクテルの味を決める。酒の質云々も少なからず要因の一つである事は確かだが、それほど重要な要素ではないし、質に頼ると腕もおろそかになりがちだ。


話が大幅にそれたが、もう一つサムライを冠するカクテルを。


・サムライブルー
焼酎 30ml
ブルーキュラソー 10ml
ピーチリキュール 5ml
さくらリキュール 5ml
ライムジュース 10ml

シェークしてカクテルグラスに注ぐ

コチラは名前を見て分かる通り、サッカー日本代表応援カクテルらしい。
KIRINさんが公式で公開したレシピらしい。

らしい。

いや、非常に不可解なのだ。
だって桜リキュールって、サントリーなんだものwww


正確な情報はどこかでねじ曲がってしまった可能性が高いが、サムライらしいきりりとしたキレの有る味わいの中に、日本的なふうわりとした香りと味わいをかすかに閉じ込めた仕上がり。

分量をもう少し調節してあげれば、女性でも飲みやすいカクテルに仕上がる。


そんなカクテルを飲みながら、代表を応援…


…あまり気持ちよく応援したい気分ではないが…






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