現実が気に入らないなら御伽噺に逃避する。
それでいいとは思わないけど、
まぁある意味では突破口になるかもね。
フィレンツェのサン・ロレンツォ地区は
ここ数年移民が増えてきて
その移民間でのいざこざや争いで殺傷事件が起きたり
何かと夜間は物騒で
監視カメラもたくさん取り付けられたのだけど。
まだまだ改善されないみたいで
更なる対策を練っている途中。
そこで出てきた案が「ピノキオ像を建てる」ってもの。
ピノキオのCarlo Lorenzini(カルロ・ロレンツィーニ)は
もともとサン・ロレンツォ地区のVia Taddeaで生まれた人。
彼の母方の血筋がCollodiにあったので
ペンネームではコッローディですが
サン・ロレンツォ地区とはなじみの深い関係。
なのでピノキオ像に行き着いたようです。
ピノキオ立てたところで現状の何がどう変わるのか
まったく想像もつかないけれど
まぁ、何かをしようという地域の心意気は伝わってくるかな。
ピノキオのほかに中央市場の修復・拡張や
公衆トイレの新規設置、外観統制、
ゴミ箱の埋め込みシステム化を推進する方向だとか。
そういうのは早く実現するといいよねぇ。
サン・ロレンツォ地区にあるおもちゃさんの軒先で
見つけた「ピノキオ・ガチャガチャ」。
