Se mi lasci ti cancello | 不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興
OCNブログ人→gooブログとサービス停止を受けて引っ越しを重ね「Due Birichini **お気楽フィレンツェ暮らし**」に融合。

「あなたには消したい過去や記憶がありますか?」
誰にだって一つや二つ
「苦い思い出」や恥ずかしい体験はあるはず。
プライドが人一倍高い私なんて
もう数えるのもいやになるほど
消してしまいたい、そんな経験がいっぱい。

でも、その記憶、消すことができたら
あなたは消しますか?

もし記憶を消せる最新技術が
まるで「プチ整形」のようにごく普通に
我々の生活に入り込んできたらどうします?

ジム・キャリー好きな私は
観にいこうと思っていながら、
ちょうどその時期忙しかったのか、
観にいかないうちに
フィレンツェでのロードショーが終わってしまった映画。
そして、その後DVDでも借りてみようと思いながら
まだ観ていない。

ですっかり記憶の端っこに追いやられてしまったところで
日本での公開となりDMでお知らせが届いた。
で思い出したわけです。

記憶なんて無理に消さなくても
そのうち消えるものだ(爆)。
いや、それが結論ではないのですが。

映画を観ていないので、映画評はできませんが
記憶を消すっていうことには
やっぱり拒否反応を示しそうな自分に気づいたので。

誰かを愛した記憶って
脳みそから消しただけで済むものでしょうかね。
身体が覚えた感覚って
そう簡単には消えないと思うのです。
ふとした瞬間にデジャヴを起こしたり
もしくはある香りをきっかけに誰かのことを思い出したり。
誰にでもきっとある経験。

思い出す誰かのことを脳みそから消してしまっても
身体は反応するのではないかと思うのですよね。
そのときに思い出すものがないほうが
後味の悪いイヤな感覚じゃないかと。
まぁ、記憶を消したことがないのでわかりませんけど。

原題も邦題も「Eternal Sunshine」なのに
イタリア題はまったく違っているし、やけに強烈。
なんかこう
そこまでずばりじゃなくてもいいじゃないと言いたいタイトルです。
「僕(私)を捨てるなら君(あなた)を抹消する」ってねぇ…。
音の響きはいいんだけれどね。

イタリア語の映画紹介
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