Occhiali da sole | 不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興
OCNブログ人→gooブログとサービス停止を受けて引っ越しを重ね「Due Birichini **お気楽フィレンツェ暮らし**」に融合。

イタリアの雑誌も開けば、
どこもかしこもサングラスの特集と
それからみのコマーシャルが増える季節になりました。

イタリア人ってサングラスがとてもよく似合う。
そういう評価をよく耳にします。
確かにそうかもしれないですね。
さりげなくて、でも決まっている感じ。
鼻が高いからなのか?

というか、基本的に「自分に似合うもの」を
よくわかっている国民だからだと思うのです。
値段がどうこうではなく、
自分に合うものを上手に見つけるイタリア人。
だから人と同じものでも違ったものでもかまわない。
自分に似合っていて使いやすければそれで良い。
それってすごく潔いと思って、そういうところは尊敬します。

で、サングラスですが、
私自身があまり陽の光を
邪魔だとか鬱陶しいと思ったことがないので
日常的にもあまり着用しないこともあって
こちらに着たばかりの頃は
イタリア人ったら子供の頃から生意気に!
とか思ったりもしたのですが、
色々話を聞いているうちに納得。

イタリア人を初めとするヨーロッパ人は
色素の問題もあって、
目が太陽光に弱い仕組みになっているみたい。
だからサングラスは必需品なわけですね。

この目の弱さというのは
意外なところにも影響しています。

イタリアを旅行した方はよくわかると思いますが、
イタリアのホテルの部屋ってどうも薄暗い。
間接照明でおしゃれだとかそういうことではなく、
これは彼らの眼球の弱さから来ているものらしいです。
あの柔らかな電球の明かりでないと、
目を刺激しすぎてしまうかららしいのです。
我々には薄暗くて、かえって視力を落としそうなんですけどね。

それから
イタリア人はボールペンを使いますが、あまり鉛筆を使いません。
小学校に通う子供だって、みんなボールペンが主流。
ボールペン文字を消せる消しゴムとかあるくらいですから。
で、なぜボールペンが主流になっているかといえば、
これも彼らの眼球の色素に関係しているらしいです。
つまり、鉛筆で書いたものは彼らには読みにくいらしいのです。
不思議ですよねぇ。
我々にはそんなに大差ないように感じますけど。

テストももちろんボールペンで記入。
来たばっかりでイタリア語だって不安だらけだったのに、
間違えたらどうしようと、
どきどきして余計な神経使ってました。
これは、ある意味試練だとか言い聞かせたり。
間違えることを恐れてはいけないからだと
初めの頃はマジで思っていた・・・。
真実を知った今は
そんな昔の自分がおかしかったりしてね。