1月16日、新6年生の保護者説明会を受けた。保護者説明会は四半期に一回程度開催される、今後数ヶ月間の学習要領や取り組みの方法について説明する会である。重要なことは子供に言っても正確に伝わらないので、保護者に伝えるという趣旨だ。

あと1年ということで、今後の方針についていくつか重要なアドバイスがあった。以下、いくつか紹介する。

①あと1年しかないが偏差値5~10上げることは可能。ただ伸びる子供にはいくつか共通点がある。
まず第一に、明確な目標を持らせること。安易に公立の中学でもいいと言わないこと。 第二に、やるべきことをやっていること。特に漢字。漢字はある程度親が強制的にやらせることも必要。
第三に、自分で考える習慣をつける。わからないからと親はすぐ教えるのでなく、自分で考えさせることも重要。

②5年までで受験に必要な全ての学習(単元)は終了した。今後2月以降半年近くかけてこれまでやったことの反復。そのあと夏休みは演習が中心。

③6年生からはウィークデーの授業は火と木の2日間。それに加えて土曜特訓というのがある。また火、木はこれまでの一日3時間から4時間。土曜日は5時間の授業になる。

④お稽古事と掛け持ちするのは構わないが、勉強に影響が出るようなら辞めることを考えた方がよい。

以上、大変有意義な話を聞けた。ただ、一点、偏差値アップの話は注意が必要である。偏差値が5~10上げるのは十分可能と言うが、偏差値は相対的なものだから、いくらみんな頑張ったといっても、全員の生徒の偏差値を上げるのは不可能ということだ。上がるやつがいれば、必ず下がるやつも存在する(つまりゼロサムということ)という点を忘れてはならないということだ。