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読んだ本まとめ。

【和菓子のアン】☆☆☆☆
デパ地下の和菓子屋さんが舞台のお仕事ミステリー。
デパ地下でバイトしてた頃を思い出します。
和菓子用語を使って謎掛けをされたり、デパ地下の裏話もあり、なかなか面白かった。
男性社員がはじめクールで近寄り難いキャラだったのに、実はオトメン(オネエ?乙女?)だったので
イメージ再構築に時間がかかった。
季節の上生菓子が細かく描写されていて、本当に美味しそうでした。ので、読んだ後買いに行きました!
上生菓子!下のものは寒天のもみじが可愛いけど、実は餡が柚風味!美味しかった。

【短劇】☆☆☆
和菓子のアンの作者、坂木司の短編集。
本当に短いんだけど、全てシチュエーションや登場人物が世にも奇妙な物語みたい!
迷子になる人、最後の会、寄生虫のネイル、盗撮された自分が流れる試写会、道の向こうで並行に歩く人…。
ほとんどがバッドエンドの怖い話で、和菓子のアンや他の著書と全然作風が違う!最後まで後味悪かった。

【ばんぱいやのパフェやさん】☆☆☆☆
体の弱い音斗(おと)は実は吸血鬼の遠い親戚だった!
血を吸わずに牛乳を飲んで暮らす牧歌的吸血鬼の3人の家に居候することになる音斗の成長物語。
3人の吸血鬼が超美形でファンタジーです。ストーリーや雰囲気も漫画チック。
ハルだけ若くて可愛い系、フユは倹約キャラ、ナツはでかくて無口…。
旧式吸血鬼と対決するも、戦いでなく口論!中二やらぼっちやら攻め立て敵のメンタルを潰すという。

【僕の死に方】☆☆☆☆
流通ジャーナリスト金子哲雄さんのこれまでや闘病生活の記録。
診断を受けたらいきなり肺カルチロイドの末期だったそうです。
そんなに酷かったのかと驚き。病気のこと隠して仕事を続けていたのも驚きでした。
おはよう朝日の後、手術を受けてその数日後ホンマでっかTVの打ち合わせ等、多忙どころではない。
葬儀やお墓のことも済ませていたなんて本当にすごいなあ。ご冥福をお祈りします。

【督促OL修行日記】☆☆☆☆☆
督促…それは、支払いが遅れている客に電話して催告する仕事。(クレジット会社)
1時間に電話60本掛けたり、毎日罵声を浴びたり。
3ページでこの仕事が辛すぎて涙出た。
ビジネス書としては、具体的対策案がたくさん載っていて本当に勉強になりました!
自分の仕事がいかにマシか…。っていうネットでの書評も頷ける。

【ビブリア古書堂の事件手帳】☆☆☆☆
こういうライトミステリーにはパッと見聞きしただけで、何でも見抜けるキャラがいるよね…。
本を通して事件を解決するスタンスはなかなか好きでした。
本を売りに来た夫と、止めに来る妻の話が一番好き。ハッピーエンドで良かった。

【森見登美彦京都ぐるぐる】☆☆☆☆
森見先生が自身の小説の舞台を案内する本です。
まだ読んでない本もあるけど、夜は短し歩けよ乙女で主人公が飲み歩く先斗町、
先日私も旅した鴨川デルタなどが載っていました。

【有頂天家族公式読本】☆☆☆☆☆
森見先生、また旅に!有頂天家族の舞台を巡ります。
六道珍皇寺!井戸私も覗いたよ!
有頂天三部作だって!?これは楽しみだ。矢二郎は蛙から元に戻れるのかな。
書き下ろしの短編も素敵だった。四兄弟で会議してるのが可愛い。

【植物図鑑】☆☆☆☆☆
友人からの誕生日プレゼントに貰った本です。
これは上質!でした!
有川浩史上最も甘々と噂でしたが、これはラブコメというより、植物図鑑というより、料理本です!
OLのさやかは、家の前で倒れていたイツキを一晩泊めることになり、そのまま同棲することになる。
二人は週末に河原などに散歩に出かけ、野草を採ってイツキがそれを料理する!
ツクシやフキは分かるけど、冒頭の出てくる植物の写真見たら、まさしく雑草というような草まで料理して、それがまた美味しそう。
しかもパラパラ後ろをめくっていたら、イツキの料理のレシピが載っていて、びっくりして息をのんだ。
他にもシロツメクサで花の冠作る話が懐かしかったなあ。