・妖怪アパートの幽雅な日々2 ☆☆☆
 
妖アパ2作目。
主人公の夕士がどういうわけか、魔導書のマスターになってしまった今作。
親友の長谷にアパートのことやら打ち明けるんですが、受け入れてくれなかったらどうしようと悩む夕士。
長谷はアパートに泊まりに来て、住人に挨拶回りして、挙句夕士と一枚の布団で寝転んで語り合ったり…。
暗に2人がデキてることを暗示しているのかと勘ぐってしまうよ。
 
・妖怪アパートの幽雅な日々3 ☆☆
今作では学校の先生が、幽霊?怨念?のようなものに憑りつかれます。
でも妖アパって幽霊よりも人間の心とか成長とかが論点になってるので、先生救われませんでした。
これ以上この先生といたら殴っちまいそうだ…って夕士くん不良!!
一応やさぐれてるんだっけ?アパートではめっちゃ素直ww
 
・妖怪アパートの幽雅な日々4 ☆☆
バイト先の若者や自殺しようとした小学生と接してしみじみと感じる若者の成長…。
私としては「ちゅーす!」「シャッス!」っていう言葉、わからないんだよなあ。
 
・長い長い殺人 ☆☆☆☆
初宮部みゆきです。職場で借りてきました。
一つの保険金殺人事件を巡って色んな人物がか関わってくるんですが、
それを実況しているのがその人々の財布!!
なかなか良いよ、財布視点。
ダントツで奥さんに先立たれた探偵が渋かっこよくて好きでした。
 
・無印良女 ☆☆☆
群ようこさんのエッセイです。
どの話にもオチがあってこんなに面白い人生があるのかと、読んでて楽しくなります。
一番父親とザリガニのおうちが面白かったです。
 
・彼女は存在しない ☆☆☆☆☆
ネタバレ有り。
徹夜して読んでしまう本というのも頷ける。
主人公・根本の妹・亜矢子は多重人格だった。
一方、香奈子と貴治は言動がちょっと怪しい由子と出会う。
この2つのストーリーが交錯します。
根本の家族にまつわる秘密も気になるし、次々起こる展開にハラハラしっぱなし。
私は読みながら推理しないので、普通に亜矢子=由子だと思ってました。
最後は頭の中で読みながら作っていたイメージが崩壊したww
ちょっと怪しいところあったけど、全然見抜けませんでした。
貴治はどう思っていたのでしょうか?本当に気になります。