描出話法できるだけ説明するぜ | 一浪?んなもんしるかぁ!京大受かるぞ!! PCB

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一浪オワタの河合塾生が送る浪人体験記in大阪
ガンガン書いてくんでよろしくぅっ!


とにかくコメントが欲しい それだけ


こんばんわ PCBです

あさ予告したとおり描出話法について説明したいと思うんですが

全く説明できる気がしねぇwwww

高校の時の現代文の先生が

説明できないってことは、つまり理解できていないということだ
って言ってました

それ聞いた時からまぁだいたいそうやろなとは思ってましたが
今回はまさにそれですね

んでもテキスト見ながら復習しつつ
できるだけわかりやすく説明する所存であります

さぁ早速いこうか

まずは描出話法とはなにかについてです

僕は名前聞いた段階で何のことかさっぱり検討もつきませんでした

まずは直接話法や間接話法の仲間だと思ってもらえればいいです

少し具体的に行きましょう

“I want you,”he said,“to do my homework.”

これが直接話法ですね 
適当に文章かいたので文法的誤りがあるかもしれませんが僕は気にしませんよー

これを描出話法で表現してみましょう

必ずしも1通りに定まりませんが次のようになります

He wanted you, he said, to do his homework.

これで合ってるはず…
見て気づくことではありますが

①引用符 ”が消えます これは描出話法では必ず消えます

そして

②地の文に時制や指示語をあわせる
上の文であれば
saidに時制をあわせて
want→wanted

heに指示語をあわせて
my→his

という感じです

次に
③疑問文や命令文,感嘆文の形は変えずそのままの語順にしておく

とりあえずこのぐらいですかね
ただ②の調整が必ず行われるわけでもないようです
ネイティブの気分で書かれるのでこっちが読み取って合わせるしかないようです

このようにかっちりした決まりがなく
読む場合には
探そうとするものではなく
変だなーと思ってからもしかして描出話法か?
というふうに疑うものだそうです


なので知識として知っているだけでも混乱はしにくくなると思います


次にどんなときに使われるかですが

さっきの例からもわかるように
①実際に話したことを書く場合
②心のなかでの発言

の二つがあります
②は ~~,he said to himself,~~ などの表現が出てきた時などがそうです

しかし困ったことに必ずしもこのようにきっかけとなる句が与えられているわけではなく
いったん描出話法がはじまると
以降もそれを受けて描出話法と捉えなければならない文が続いたりもします

この文が描出話法だと言われていれば
大きく混乱することもないとは思うんですが

僕のように英文の意味がすこしでもわからなくなるととたんにパニクってしまうと
もうその先も意味がわからんってことになりかねません


だいたい説明はこんな感じです

思ってたより書くことは少なかった気がしますが
思ってた以上に時間かかりました (少し後悔するレベル

最後に実際の京大の入試問題の下線部を使って終わりとしたいのですが

先に言っておくと92年の後期です
まだ解いてなくてこれから解く予定のある人や京大英文解釈の講座がまだ始まっていないが受講しているという人はここから先は
読ませませんよぉー



で,下線部だけでは解けないと思われるので下線部までのあらすじ解説から~

ある敏腕記者がモスクワで開かれる国際会議に出席するために
イギリスから飛行機に乗ろうとする場面です

搭乗前に警備員に“へい,ちょっと止まりな パスポートを見せろや”と言われた筆者は
パスポートを見せます

その文章内での時代背景は今より結構昔でなんというか冷戦とかそういう時なのかな
僕には全然わかりませんが

筆者のパスポートには国を出入りした証拠として
多くの国のスタンプが押されていたのですが
その中に中東のトルコ,モロッコ,ヨルダンの3カ国のスタンプが押されており
筆者は警備員にやばい人だと勘違いされてしまいます

筆者はドヤ顔で“わたしは世界中を飛び回ってるのよ?その3カ国だって偶然ある年の休暇に訪れただけだわ”と言い張り国際会議の招待状までみせますが

なんの意味もなくそのまま尋問されてしまいます
そしてやっと解放された時には乗るはずだった飛行機がもう離陸してしまっており

モスクワへ行くために乗り換えをするベルリン空港へ行く飛行機がなくなってしまいました

あらすじとんでもなく長いですが
それに続く下線部が次の文です

The official shrugged his shoulders.If I wasn't prepared to take up his offer,
I was on my own. But I could try my luck with a direct Aeroflot fright to Moscow.


*Aeroflot fright…アエロフロート 航空会社のこと
追加して言えばこの会社は途中で全く知らない空港に降りて一晩窓のない部屋で過ごすことを余儀なくされることもあるやばい会社だそうです
ソ連の会社で軍事物資を積んでいて客はついでという感覚











どうでしょうか
まぁペンも持たずに訳せと言われてもなかなか厳しいとは思うのですが
どの部分が描出話法かわかってもらえれば十分です

ここまで言ってしまうとわかってしまう人が多いのかもしれませんが


If I から Moscow. までです

はっきりいってそんな難しく無いと思います

直接話法に書き換えると

“If you weren't prepared to take up my offer, you were on your own.
But you could try your luck with a direct Aeroflot fright to Moscow.”

この文では多分ないと思うのですが
時制とかも変化してくるのでその辺も注意です

下線部全体の訳は次のとおりです

係員は肩をすくめてこういった.あなたが私の申し出を受け入れる気がないとおっしゃるのならばどうぞご自由に.ですが,運を天にまかせてアエロフロートのモスクワ直行便を使うという手もありますよ.


実際に訳す時にこの場合のように
指示語を調整した方がいいこともあればそのままでいいときもあるのですが

その辺は文脈判断でいきましょう 僕にはきびしぃーーー


それでは描出話法の説明以上で終わりにします

最後まで読んでくれた人には感謝!
マジでありがとう

そして
えっ?終わり?全部知ってたんだが…
という人にはごめんなさい



僕はこの描出話法を実際の長文の中で読んだことはあったと思いますが
このように名前があって一応一つのテーマとなっていることを知りませんでしたがみなさんは知っていたでしょうか

今日は長々と書いてしまい本当にもうしわけなかった…

ほんまだれやねん!途中でそんなに書くことなかっとか調子乗ったやつ!ちょっと屋上来いや!

それではおやすみなさい