DAY:11 #6
08/01の話 その6
濡れたTシャツを風にそよがせ
乾かしながら周囲をブラブラ
バスの時刻表を発見も・・・
一日に4本しか通らないようだ
バス停でなくても手を上げれば停まってくれる
システムらしいが・・・
通らなければ・・・
滞在時間を考えれば
バスに乗りたいところだが
結局歩くことに
津波で襲われた島で
海洋神社なるものを見かけ
立ち寄ってみることに
草ボーボーな感じで
あまり手入れをされている様子はない
それでも周囲の木々は立派なものが
多いのだから
ここに津波が来ることはなかったのだろうね~
考えてみれば・・・海洋神社が・・
山の中ってのも
まぁ~珍しいね
そのせいなのか・・どうかは・・
わからないが・・社を覗いてみようとすると
危うく・・・大きな蜘蛛の巣に引っかかりそうになった
あまり・・・ココを訪れる人はいないようだ
蜘蛛の巣をそのままに
Uターン
神社の側には
「へきちほいくしょ」
潰れていた・・・
確かにこの島は僻地らしい
でも渡り鳥達にとっては
住みやすい環境なのかもしれないね~
海岸線を延々とつづく
防潮堤
その上を海を見下ろしながら
歩いてみた
波は遥か眼下に・・・
だが・・・
18年前には
コノ高さまで襲い掛かってきたんだろうね
だからといって・・・
コレと同じものを今回の東北で作ったりしたら・・
どれだけの費用と時間がかかるんだろう・・?
なんてことを想った
長閑に海を眺めるカモメと
共に座って一服
賽の河原よりも
現実世界の中でのほうが
土地に呪縛されている人は多いのかもしれない
そんなことを想った
所詮・・土地など
人のモノであるはずもないのにね・・
それでも「人間」であることの定義の一説に
線を引くもの
テリトリーを持つものなんてのもあるそうだし
他の動物にしたって皆テリトリーは待つもの
ごく、それが自然なことなのかもしれないね・・
だから国っていう囲いは存在し続けるし
それが陸に住むものの
宿命のようなものなのかも
しれないね・・・
翼が欲しいな~
2時間半ほどをかけて昨夜出発した
奥尻町に到着
まずは飯!と定食屋さんを
観光案内所で紹介してもらいブラリ
昨夜カウンターにいた地元の方と
バッタリ遭遇
狭い・・・島だよね・・・
写真だとわかりづらいと思うけど
店の斜め右上にある変な証明が
ウニマル君っていう奥尻のシンボルらしいよ!
奥尻産のメカブ丼なるものを試してみた
暑い日にはサッパリしてて美味しいね~
途中から入ってきた地元の方に
ちょっぴりだけど
津波の時の話なんかを聞いてみたが
いつしか話は東北の話に
やはり・・人事ではない様子だった
随分奥尻からも被災地に駆けつけた人が
いたみたいだね~
今後の復興のしかたについては
皆、想う所がある様子でした
奥尻は震災後ドンドン人口が減っているなんて
話も聞いたなぁ~
ゆっくり話も聞いてみたいところだったけど
夕方のフェリーに乗り込むためには
グズグズしてられないってことで
どうしても行ってみたい場所へ
DAY:11 #7 奥尻島でチャリダー へつづく
にほんブログ村