08/10 カミーノ歩き旅 32日目の出来事 その2
BARで十分に体を温め
7:30頃に再び
カミーノへ
なんとなく朝の墓地を
覗き込んだりしながら
ついに一桁・・
サンチャゴ・デ・コンポステーラまで9km
いつものように黄色い矢印に
導かれ
標高は300mほどなのだが
目の高さに雲海が広がる
その僅か2分後の写真なのだが
後方に朝日が昇り始めた
今・・写真を見返してみても・・
前方、後方の違いは・・あるが
不思議な空の色の変化だった・・
「San Marcos」という
小さな村で
朝のBARがお菓子のような
朝食しかなかったため
食べられなかった
ボカディージョをBARで堪能し
道へ
このまま・・・
サンチャゴへ向かうか
明日へ延ばすか・・・
悩みながら
今日も沢山の巡礼者が
歩く道
ラストスパートのように
意気揚々と駆け足並みの
速さで歩くもの
痛む足を引きずりながら
懸命に歩くもの
それぞれのペースで
歩む
私もマイペースで
最後の急な上り坂へ
思い思いの想いを込め
進む
坂を上りきり
平坦な道に
そして小さな丘の上に
モニュメントが
前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が
訪問したことを記念して建てられたそうだ
人々はこの丘を
「歓喜の丘」と呼ぶそうだ
9:31
たしかに
初めて肉眼で
目指す場所が確認できたのだが・・・
私には・・・特に感慨がなかった・・
「へぇ~あれか~・・・・な?」って感じだ
ここからサンチャゴ・デ・コンポステーラまでは
あと4.5km
1時間ちょっと歩けば
カテドラル
すでにサンチャゴ市内に入っていた
いまいち感動が湧かないのは
周囲にバス観光客が多いせいでも
ないだろうけれど・・・
ここ「MONTE DO GOZO」には
最大800人収容なんていう・・・
ドデカイ・・勿論巡礼路最大の
公営巡礼宿がある、なんてガイドブックの情報を
頼りに、遠回りになるが
覗いてみることに
どうやら・・宿の受付のようだが
こんな時間なのに・・まだ短いとはいえ
既に列が・・・
しばらく・・巨大な一つの町ともいえる
モンテ・ド・ゴソをウロウロ見て回り
私も列にバックパックを置くことにした
まだ・・朝早いけど3時半スタートですしね~
足休めって意味もあるし
寝不足ってのもある
昔の巡礼者もカテドラルへ向かう前に
身を清めたなんて話もあるし・・
シャワー昨日浴びてないからね!
でもホントのところ
一つ前の村で出会った
帰り道だっていう顔見知りの
チャリダー巡礼者に
カテドラルも巡礼証明書発行所も
激混みだから朝早くのほうがイイヨっ!
ってアドバイス受けてたんだよね
それと・・・私の場合
今回の旅は
カミーノだけを歩くのが目的でもなく
もう一つ、これが終わったあとに
ポルトガルに向かう目的があるんだけど・・
それまでに、まだ日数の余裕もあるし
フィエステーラへ向かうのもアリだけど
どちらにしても
まだまだ旅の途中
少し本格的に一度、休みが欲しい・・・
そう思ったんだよね
サンチャゴでそれなら2泊ってのも
チラリと考えたんだけど
一箇所に連泊することに
抵抗を感じた
まだ・・いましばらく移動し続ける旅が
続けたかったから、そう感じたんだと思う
今回の旅、日本を出発して
34日間・・連泊はしていないからね~
これまで1箇所での滞在日数が多い
沈没型の旅をしてきた私には・・・
なによりも毎日移動し続けるってコトが
新鮮で楽しくもあり
新たな発見に満ち溢れていたからだね
一つの目的達成は目の前だけれども
少し、来た道を
振り返る時間が欲しかったのかもしれない
最初から途中まで、よく共に歩んでいた
パンクの二人
ニッキー&トーマスそしてキアラとギズモ
彼らが追いついてくるかも・・しれない
そんな期待もあった
DAY34-3 モンテ・ド・ゴゾ へつづく
02/15 12時公開にほんブログ村