08/05 カミーノ歩き旅 27日目の出来事 その2
徐々に霧がはれ視界が広がってきた道を
様々な国から来た巡礼者たちと共に
急に目の前が開けた場所で
自然にみな足を止め休憩
それまで「ブエン・カミーノ」以外に
特に話をしたことがない人とも
自然にコミュニケーションが始まる
一期一会でカミーノの道中出会った人間を
全てビデオに収めてるなんてイタリア人に
ビデオを向けられながら
イタリア語で・・・なにやら台詞をしゃべらされた
いまだに・・意味がわからんのだが・・
ま・・いいかぁ~~
でも、こんな一期一会を大事にする人が
カミーノ道中はおおいんだよね~
これが他の旅との決定的なほど違う
出会いの多いカミーノならではの理由の一つでしょうね~
巡礼の道とは全て巡りあわせ
人との出会いも、また巡りあわせなんてことを
強く認識させられる道です
そんな道をまた
牛舎から出勤途中の牛の群れ
犬もキッチリお仕事中
しばらくそんな牛の群れに混ざり
巡礼路を外れ放牧地へ向かう牛を
見送り
犬も牛も・・・利口だね~
なんて考えながら
小さな村とういよりは・・
集落を抜け
集落の出口辺りで下ってきた
山を振り返れば
霧はまだそこに存在し
霧が晴れたわけではなく
自分自身が霧を抜けてきたことを知る
時々振り返らないと
自分の周囲で起こっている出来事さえ
ワカラナイものですね
近すぎて見えないものも同様にあるように
多くの巡礼者を見送ってきたであろう
立派な樹を見つめ
「木を見て森を見ず」なんてことわざを
思い出しながら
戒めとして心に刻み
古からの道を
名も無き集落を
また通り過ぎ
DAY29-3 ケセラセラ へつづく
01/25 07時公開