08/01 カミーノ歩き旅 23日目の出来事 その3
あっという間に周囲が太陽の光で
表情を昼に変えたあとも
数々の巡礼者が足を止め
鉄の十字架に祈りを奉げる
大きな十字架の側に
ひっそり佇む小さな
木の十字架を1枚写真に収め
雲のダムを眼下に見下ろしながら
しばらく歩くと
「MANJARIN」
かつてはココも村があったそうだが今は廃村
でも一風変わった巡礼宿がアルなんて
話を聞いていたので
キョロキョロ見渡すと
オンボロ民家が一軒
スタンプでも貰おうかなぁ~と思い
覗いてみたが・・・
巡礼宿じゃ・・なかった
でも・・・人が数人いたよ!
オジャマシヤシタ・・・と
道にもどり数分歩けば
あ~それっぽい場所が
あった、あった
確かに少し外観も風変わり
なんでもココの巡礼宿
温水なし!電気もなし!だそうな
夏場はいいけど・・・
冬は辛そうね・・・
スペイン全体的に言えることだけど
キリスト教の一派とはいえ
イエス・キリストよりも
カミーノ道中ではマリア崇拝のほうが
よく見受けられる
カトリックってそういうものなのかな?
霧がよく発生する場所だとかだそうで
この鐘を鳴らし
巡礼者を導いているとか
でも霧の無い日も
時々鳴らしてた
このマンジャリンの宿って
映画「サンジャクの道」のガイドが
不味いものを食わすって言ってたような記憶が
朧にあり・・・
ん~泊まってみようかな~と少し考えたが
いくらなんでも朝早すぎだし
4,5kmしか・・まだ歩いていないので
止めときました
でもココもちょっぴり面白そうな人が
泊まりそうなとこだよね~
寄付金制の茶屋
兼お土産コーナーなんかもあり
眼下の雲を眺めながら
コーヒーブレイク
急に周りの巡礼者が
キャッキャ、キャッキャと
騒ぎ出し
皆カメラを取り出す
何かと・・・
思えば
休憩中の巡礼者のバックパックの上に
ネコが!
ま・・・たくさん他にも赤ちゃんネコとかが
いたんですけどねココ
ホノボノ休憩を楽しみ
残りサンチャゴまで222kmを
峠道をもう少し
登る様子だ
DAY25-4 雲の上で響く奇声 へつづく
01/10 06時公開にほんブログ村