今日はちょっとしたタブーについてです。


 仏教の国タイではいろいろなタブーがあります。日本とも共通しますが、僧侶や目上の人に汚れた足を向けてはならない、人をまたぐのはもってのほか、敷居を踏むのもご法度。頭は神聖な場所だからむやみに触れてはいけない。タイの女性があまり帽子を好まなかったり、ほかのアジアの国の女性のように頭の上に物を乗せて歩かないのもこうした埋由によるものと言われています。(`ε´)

 物をやりとりするとき、タイでも左手を使うのはタブーです。イスラム圏と似て、トイレの際に使うのが左手ということから左手は不浄とされています。このほか、体に触れる行為も注意が必要です。同性で目上の者が部下の肩に手を置いたり、軽く叩くのは、親愛の証ですが、相手が異性となると同じ職場でも、厳しく指弾されます。(=`(∞)´=)以前、日系企業の日本人幹部が職場の女性の身体に触れ、大きな社会問題に発展したことがあったそうです。異性間の接触は、恋人同士、夫婦間でも公衆の面前は避けるほどだから充分注意が必要なのです。日本ではタイは男性天国のような風評が伝えられるきらいがありますが、それは全人口の1%を占める水商売の世界だけのことで、一般社会では男女間のモラルは日本よりたいへん厳しいことを知っておくべきです。゛(`ヘ´#)