花の命25
GDPが市場予想を上回る「好成績」だったことを材料にして、日銀が年内再利上げに踏み切るとの観測が再燃。 一方で「政府税制調査会は株式譲渡益や配当に適用される軽減税率を2008年中に廃止することで合意した」との報道も、相場の先行き不透明感につながったという。「02―03年に年金基金による代行返上の売りが相場を押し下げたように、08年には個人の換金売りで需給が悪化する展開もあり得る」とみている。
アコーディアやあおぞら銀など大型の新規株式公開(IPO)の初値が相次いで公募・売り出し(公開)価格を下回る中で、個人投資家の投資余力は後退した可能性が高い。軽減税率廃止の動きが追い打ちになり、個人の投資心理には「あおぞら」どころか霧がかかり始めたというわけだ。今後は個人が「売り主体」として一段と存在感を増す可能性も出てきた。 主要企業の9月中間決算発表も来週の銀行や損保などを残してヤマ場を越え、「目先、新しい材料が無くなった」市場は物色の柱不在に陥っている。相場全体が大きく下げるとの懸念の声は聞かれない。日経平均構成銘柄の予想PER(株価収益率)は19倍台前半と9月下旬の水準まで低下しており、好業績銘柄の押し目を待っている投資家は少なくないとみられるからだ。「森を見ずして木を見るべき」・・・・
(幸水』