小ぶりで鮮やかな色合いが特徴的な
金沢市打木市発祥の加賀野菜♪
分類：ウリ科カボチャ属
発芽適温: 25～30℃
生育適温: 20～30℃
どんな野菜？
かぼちゃには、大きく分けて
「東洋種」（日本かぼちゃ）
「西洋種」（西洋かぼちゃ）
「ペポカボチャ」
3種類があります♪
東洋かぼちゃは中央アメリカ原産で
16世紀にポルトガル船によって九州に渡来
当時の人々にはカンボジアの野菜と伝わり
それが転じてかぼちゃと呼ばれるようになったと 言われています♪
西洋かぼちゃは南米の高原乾燥地帯が原産で
19世紀に渡来し、北海道を中心に分布しました♪
現在流通するかぼちゃの9割が
この西洋かぼちゃが占めています♪
ペポカボチャは園芸用品種や
色形食味が特異な食用もあり
おもちゃかぼちゃとも呼ばれています♪
ペポカボチャの代表種はズッキーニですね♪
今回ご紹介する打木赤皮甘栗かぼちゃは
西洋種で、1.5kg程度のちょうど良いサイズ感
橙赤色で食味も評判の良い品種になります♪
極早生なので、収穫までのサイクルも早く
夏から初秋に楽しめます♪
露地栽培カレンダー（中間地：東北・北陸を除く本州地域）
畑の準備
有機質たい肥を施す場合は、畝を作る2週間前には施肥して耕しておきます。
畝幅150～180cm
初夏から晩秋にかけての管理になるので
草の影響も考えてビニールマルチを利用することをおススメします♪
播種
育苗は3～4月、直播きの場合は5月に播種します。
3月～4月上旬までは発芽温度の確保が難しいので、温床育苗になります。
セルトレイの場合
→一穴一粒
育苗皿の場合
→3cm間隔 で播種します。
播種後発芽まで、温度を十分に確保し
水を切らさないようにします。
本葉2枚目が見られる頃にポットに鉢上げします。
鉢上げ後も水を切らさず温度管理に気を付けましょう。
植え付け・管理
本葉4～5枚に育ったら植えつけです。
本葉7枚目程度になった頃、親づるを摘心し
生育の良い子づる3本に仕立てます。
子づるの10節～12節目に一番果を目標にし、開花期に人工授粉を行います。
人工授粉は遅くとも午前9時までに行いましょう。
早い節目で着果させたままにすると
株自体が生育不十分のまま果実にエネルギーが流れてしまい
良質な果実が採れない恐れがあるので注意が必要です。
一番果の着果が確認できたら
一番果以下の脇芽はすべてかき取りましょう。
そのままにすると、すべての脇芽が孫つるとして伸びてしまい
果実に十分なエネルギーが
流れなくなってしまいます。
その後の収獲までの管理
生長している実が確認できたら
数日に一度、実の向きを変えてあげましょう。
これをやってあげないと
日が当たる部分と当たらない部分で変色の差がでてしまい
全体的に綺麗に仕上がりません。
収穫
受粉後約35～40日、果実が鮮やかになったころ
またはヘタの部分がコルク化してきた頃が収穫となります。
空中栽培で育てている様子♪
きゅうりの栽培と同様にネットを使って栽培することも可能です♪
＜採種法＞
収穫した実を2～3週間程度追熟させてから、中の種を取りだし、
水洗いして浮いた種をザルにあげて
数日日陰乾燥して採種完了です。
採種した種は、できれば瓶にシリカゲルなどの乾燥材を同封して
冷蔵庫で保管してあげましょう。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆instagram → ID: alatsubasa （https://www.instagram.com/alatsubasa/）
◆Threads → https://www.threads.net/@alatsubasa
◆X（旧Twitter） → ID: bassistnfarmer （https://twitter.com/bassistnfarmer/status/978251031493591040）
◆Youtube 【【百姓】遠藤翼チャンネル】https://www.youtube.com/channel/UC3sy0QvIg6urDdE6r5w1iOA
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------