丸型タイプのオクラ♪
多少の大ぶりでも柔らかく楽しめる♪
分類：アオイ科アオイ属
発芽適温：25～30℃
生育適温：20～30℃
どんな野菜？
オクラは、西洋野菜の中では比較的早く定着した一つで
渡来自体は幕末の頃と言われています。
原産地は東北アフリカで
オクラの名は、原産地アフリカの現地語に由来しているようです。
温暖な気候を好み、生育旺盛で樹高も高くなり
地域によっては晩秋まで収獲が楽しめる お野菜です♪
現在もっとも流通しているものは
緑色で五角形のものですが
品種による特徴も色々で、
・五角型
・丸型
・八角型
さらに色の特性から
・赤色種
・緑色種
・白色種
・黄色種
と実に多様です♪
今回ご紹介する「島オクラ」は、緑色の丸型のものです。
角オクラに比べてスジが入りにくく、多少取り遅れても柔らかいまま楽しめます♪
露地栽培カレンダー（中間地：東北・北陸を除く本州地域）
畑の準備
肥料・元肥は畝作りの最低2週間前までに施します。
畝は、作付け一条の場合80cm幅
二条の場合は100～120cm幅が良いでしょう。
草の勢いが強まる時期での栽培となるので、
ビニールマルチを施す方が管理が楽になりおススメです♪
播種
発芽適温も高く、土中温度が十分に高くなる
4月下旬～5月中旬に直播きします。
オクラの種子は比較的大きく種皮が固いので
一晩浸水してから播種した方が発芽が揃います♪
播種は一か所3～8粒
一条栽培の場合は株間80cm
二条栽培の場合はちどりで株間条間80cmとしましょう♪
管理
本葉2枚程度の頃に3～5本に仕立てます。
オクラは生育旺盛で、樹高が高くなりがちです。
仕立ての本数が少ないほど背が高くなり
後々先の方の収獲が大変になってきます。
仕立ての本数が多すぎても、収量が減少してしまいます。
経験上、3～5本の仕立てが妥当と思います。
ちなみに僕は、4本仕立てをベースにしています♪
開花後、萎れた花の中からオクラの実が現れてきます。
萎れた花は、見つけたら随時取り除いてあげましょう。
雨の日に出来始めた実に萎れた花が被さったままでは
花の自然落下がしにくく 実が湿って傷みやすくなります。
良質なオクラの収獲の為にも、日々ケアしてあげたいところです。
開花♪
開花後萎んだ花は取ってあげる♪
収穫と管理
実の長さが10cm程度の頃から収穫になります。
オクラは一日で驚くほど成長するので
収穫が始まったらできれば日を空けず 毎日収獲してあげましょう。
大きくなりすぎると中の種が固くなり食味も落ちてしまいます。
収穫したら、下葉も一緒に落とします。
これをすることで葉がかさばらず
風通しが良くなり内部まで光が入ってくれます。
採種法
育ちの良い株を選抜し
さらに着果した果実の中から採種用の母本を選別します。
9月に入ってから、母本は残したまま収穫は継続します。
約2か月程度で、母本として残した実は長さ20cm程度
実全体が茶色く色づき固くなっています。
優しく振ってあげて、カラカラと音がしたら
完熟・採種可能の合図です。
この状態になったら、普段収獲するように実の根元から収穫し
さやのまま、できれば冷蔵庫内に保管します。
冷蔵庫では保管が困難な場合は
室内の日陰で比較的気温が低い場所に保管しましょう。
さやから種子を取り出した状態で保管する場合は
さやの状態のまま保管するよりも種子の劣化が早いので
乾燥材とともに缶や瓶に入れ冷蔵保管するようにしましょう。
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