2020年末。

爆風により撤退した

富士山にまた挑みにきた。

 


今回はきっと登る。


 雨は雪になり。


黄色いやつは僕である。

僕は面倒くさがりなので、山に関係ない着替えなんて持ってこない。

家を出た瞬間から臨戦態勢だ。


標高約800mのJR富士山駅は雨。


登る前に雨が降っているのはあまり嬉しくない。後々、濡れた服なんかは凍るからだ。

今回はタクシーで馬返しというポイントまで移動する。

ここから富士山を1合目から順に登っていく。



馬返しからすぐに雪が現れる。




雨が雪に変わってきた。


動画をみてくれると雰囲気も伝わるだろう。

冬富士は本当に人と会わない。

 体力オバケ


今回、一緒に登る体力オバケ。

でも何やかんやこの辺まではついていけていた。


でも気づくと後ろ姿の写真ばかり。


距離が開く。


一方で僕は前から撮られた写真ばかり。

体力差が徐々に現れはじめている。


体力差が歴然となるのが5合目佐藤小屋以降。

自分で言うのも変だが、一般人と比較したら体力はかなりある方だと思う。

それでもこの体力オバケには離される。


体力お化け
「よし、アラスカ君、しんどそうだし。楽しようか!一気に登ろう!急登のが楽だよね!」
といい、僕をリードするオバケ野郎についていく僕が無理やり笑顔作りながら、愚痴る動画↓





かなり堪えてきた。

頭は落ち、体重をポールにかけて休むことが増えてきた。


でも悔しいからすぐに歩きだす。

また肺で十分に酸素を吸うために胸を丸めて頭を下げることもできるだけしないようにした。

辛いときこそ、基本姿勢を崩さない。

とはいえ、かなりしんどく、6合目越えて7号目で意地っ張りの僕は遂に

「ごめん!座らせて。きつい。」

と弱音を吐いた。悔しかったけど、体力回復のために腰を落とす。



正直あのまま寝れたくらいには疲れていた。

歩くペースに差がありすぎる。

必死に歩き続けても夜になっていた。