このブログを始めようと思ったのは、自分がどうしても膵臓全摘出をしなくてはならないと決まった時に、

インターネットでIPMNや膵臓全摘出のことを調べたけど、自分の求めている情報が少なく歯がゆい思いをしたためで、自分の経験が同じ病を抱えた方々の参考にして貰えれば・・・自分の生の声を発信できればいいなと思い始めました。


今でも、自分自身は出来れば膵臓全摘出は避けたかったと思っていますし、手術はもちろん手術後の苦しさというのは、恐らくブログの文中からは伝えられない位の筆舌に尽くし難いほどの辛さです。(自分はこのブログではあまり苦しさを前面に出した文体にはしていませんし・・・)


血糖値コントロールも毎日のことではっきり言って面倒臭いですし、この規則正しい生活は何があっても死ぬまで続けなくてはなりません。インフルエンザに罹ったら死の危険もありますし、まだ経験してませんが、シックデイ・・・すなわち発熱したり風邪などの病気になった時の血糖値管理と言うのも相当困難みたいですし、就寝中に血糖値が下がりすぎて、朝目覚めたときに重度の低血糖状態だと自力では起き上がることもできないので、誰かに助けてもらわなくてはならないということが起きる可能性もあります。



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↑このような自分の病気を示すものは、常に携帯していなくてはなりません。

 非常用のブドウ糖も、万が一のために常時手元に置いておかなくてなりません↑



自分は他臓器にもガンは検出されなかったけれども、以上のような状況を考えると「自分は長生きは出来ないだろうな」と思いますし、このことは嫁にもはっきり伝えてあります。


このブログをみて、安易に「膵臓全摘出しても元気そうだし、大丈夫なんだ」とはできれば思わないで欲しいです。

これはあくまでも自分だけのケースであり、他の人が自分と同じような経過を辿るとはいえないからです。

「経験豊富な治療実績のある医師の判断で手術して貰った上で、自分の場合はこのような経過なのです」・・・ということだけなのです。


結論から言うと自分は「膵臓全摘出」は絶対にお勧めしません。膵臓を取ってしまうわけですから、確かに膵臓ガンの再発はなくなりますが、健全な日常生活を送ることにおいては、膵臓全摘出するというリスクは危険すぎます。

医師が「経過観察」と言えば医師の指示に従うべきですし、「手術する必要なし」という見解ならばそれに従うべきだと思います。「手術して膵臓が少しでも残せる」というのなら残すべきです。


自分が入院している時、他にも膵臓を部分摘出した患者さんがいました。その方は術後食事が全くとれなくて、自分が退院する頃もずーっと点滴したままで苦しんでいました。

また、膵臓ガンが見つかり手術して膵臓は一部残せたけど、自分と同じように血糖値管理をして、インシュリンを注射していた方もいました。またC氏のように膵臓全摘出したとは思えないほど、元気な方がいるのも事実です。

同じような膵臓の手術をしたとしても、全く違う経過を辿るという可能性もあると思うのです。


他にも胆管ガンが見つかり胆嚢を全摘出し、その後、転院して他臓器に放射線治療を受けている方もいます。

また、肝臓ガンが脳などに転移している方もいました。

でも自分が知り合った方々は、きっと悩み苦しんだのだろうとは思うのですが、皆 明るく前向きに病気と向き合っていました。


嫁の母が「病気で人は死なない、その人の生まれ持ってきている寿命が一番大きく影響するのではないか」と言っていました。

もちろん病気で亡くなる方もいますが、健康な方でもある日突然、事故や事件に巻き込まれて亡くなる方もいるわけです。

身体中にガンが転移していても元気に治療しながら生きている人もいます。

腎臓病で血液透析をして、体中の血液を取り替えても元気に暮らしている人もいます。

身体のどこかに腫瘍を抱えていても、対処療法を施して生き抜いている人もいます。

そういう方々のことを考えれば人間は病気では死なない・・いや死ねないのかもしれません。


逆立ちしようが拝み倒そうが、自分の持って生まれた寿命は変わらないのではないかと思います。

でも、自分は病気を経験することで健康な人達には恐らくわからないであろう、感謝すべきことや学ぶべきところが沢山見つかりました。知らされたとも言えるかもしれません。


人間は自分の寿命がわからないから、今、目の前にある生活をより良く送ろうと努力できるのだと思うのです。

自分の逝く先々が見えてしまっていたら、意外とつまらないのではないかなと思います。



自分でも何を言いたいのか、良く分からなくなってきてしまいましたが・・・(汗)



病気があっても辛いことがあっても、ポジティブに頑張って楽しく生きていきましょう!


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今後も自分の出来る限りの情報を、このブログから発信していきたいと思っています。