膵臓を全摘出することを悩んでいた時、自分と嫁は出来れば・・・
「膵臓全摘出した人と会って、お話して色々なことを聞いてみたい!!!」
・・・・・と、切望していました。
主治医からは「膵臓全摘出して10年くらいたつけど、多分膵臓ないなんてわからないくらい太っていて
すごく元気で働いたり、ゴルフしている人とかもいるよ。」などと聞かされてはいましたが・・・。
前にも書きましたが、インターネットで調べても古い医療関係の文献だったり、年齢も高齢の方のことが多くて
正直あまり参考になることはなく、探せば探すほど凹む結果に・・・
無理やり膵炎関係の方のブログに辛い胸の内を書き込ませて頂いたりもしました。
とにかく情報が欲しい!
全摘出した人の情報が欲しい!!
この不安な気持ちを誰かに相談したい!!!
藁にもすがる思いとはまさにこんな感じなんだろうなぁ・・・と思います。
膵臓全摘出を決めて入院してからも、全摘出した人の情報を諦め切れず
看護師に「膵臓全摘出手術は年間に何人くらいいるんですかねぇ?」などと聞いてみた。
すると、「B病院では年間2~3人くらいいる」という。
年齢層は意外と若い人が多く、全摘出してから肉体的にハードなお仕事をしたり、外国に住んだりしている人もいるということだった。
そして「今も全摘出した同じくらいの年齢の人が入院している」と言う。
その時の自分と嫁の驚きは相当なものだったと思う。
是非是非、その人紹介してください!
しかし、「個人情報保護の関係上無理」とのことだった。
「でも・・・もしかしたらラウンジとかで会えるかもよ?」とのことだった。
その後、自分は手術して身動きがとれなくなり、
嫁とも「膵臓全摘出した人、もう退院しちゃっただろうね」などと話していたのである。
自分の手術の2~3日後、嫁がラウンジでさみしく朝食をとっていると、
老婆と若い男性が話している声が耳に入ってきたらしい・・・
「僕はこの階の中で一番若いんじゃないかな~」
この話をしていた若い男性が自分より約1ヶ月早く、同じく膵臓を全摘出したC氏だったのです。
自分はC氏の特徴を嫁から聞いておき、歩けるようになってからラウンジで見かけたC氏に
話しかけることができたのです。
その後C氏からは、術後の色々なことを聞いてもらうことができました。
1ヶ月前のC氏の術後の状態も聞くことができて、どれだけ励みになったか・・・。
その頃C氏はまさに退院間近で、消化器外科の中ではすごく元気だったので、他の患者さんもみんなC氏に色々と話をきいてもらったり、アドバイスしてもらっていました。
病院内を一生懸命歩いたのもC氏のアドバイスだったのです。
そして何よりもC氏は今現在もとても元気なのです。
前にも少し書きましたが・・・
「膵臓全摘出して腹痛もなければ食欲旺盛な人もいる」というのは、C氏のことなのです。
退院後すぐにも関わらず、長距離ウォーキングやゴルフ、スポーツジムにも通い始めるという・・・
すごい人なのです!
C氏は自分や嫁にとっては、まさに「☆1ヶ月先を行く希望の星☆*」のような存在なのです。
自分より1ヶ月早く手術したC氏は、術後食事が思うようにとれなかったために少し入院が長引いたのでした。
自分がもしも術後あまり思わしくなく、歩行などが遅れたらC氏と自分は出会うことはなかったと思うのです。
ほんの少しのすれ違いで、お互いの存在を知ることはできなかったと思うのです。
今も検診の時にはC氏と会ってお話をします。
元気な上に話すとなんか心がホッとするような・・・不思議な魅力をもったC氏です。
自分は体調が安定してなく何事にも余裕がないのですが、C氏は心暖まるメールを送信してきてくれます。
・・・ホントありがたいです。
嫁の母曰く、「病気になりたくてなる人なんて、誰もいない。」
そうです・・・誰だって出来れば病気とは無縁の生活を送りたい。
はっきり言って、この辛い気持ちは健康な人には実感としてわからないと思う。
確かに自分とC氏の詳細な病状は違うし、術後の経過も違うとは思うのですが・・・
この特殊な「膵臓全摘出」という同じ境遇の方に出会えたのは、まさに「奇跡」と言っても言い過ぎではないと思う・・・。
C氏に出会うことができて、自分はラッキーだったなぁ・・・とつくづく思います。
でも、もし他にも「自分も膵臓を全摘出したよ!」という方がいたら、是非ご一報ください!