生きていくために必要な酸素が、

変化し、極めて活性になった物質である。

これは生活習慣病やガンなど、

深刻な現代病を引き起こす原因と考えられている。

活性酸素の働き

切ったリンゴを放っておくと変色するし、光った鉄もサビていく。

酸化現象といい、空気中の酸素によって起きる。

人間も、酸素を吸うが、同じ事が身体の中でも起こっている。

酸素は空気中に21%以上多いと、体に損傷を与えることも分かった。

代表例は未熟児が病院で、過剰の酸素を与えられたことで失明する、未熟児網膜症である。

 

我々の体は、60兆以上の細胞から出来ている。

細胞にはミトコンドリアと呼ばれる、化学反応によってエネルギーを作る部分がある。

ここは酸素を原料としているが、どうしても約2%の酸素が、

大変活性の強い酸素になってしまう。

 

活性酸素は、囲りの物質を酸化させ、

原子核の周りの電子を取ってしまう、極めて不安定になった酸素のことだ。

酸素は非常に活性の強い元素で、他の元素と結びついて、

燃やしたり、さびさせたりする。この結合力が異常に強い酸素を活性酸素という。

 

活性酸素は、その強い酸化力で、臓器や細胞にダメージを与え、病気や老化の原因を作る。

さらに、

体の中の飽和脂肪酸を過酸化脂質という悪玉物質にかえてしまう。

この脂質は毒性を持ち、血管内壁にくっつき血液の流れを阻害する。

 

活性酸素によって細胞膜が破壊され、細胞の核にある遺伝子は切断され、

その中に50個もある遺伝子がガン細胞を作るように働く。

逆にガン遺伝子を目覚めさせるイニシエーターや、

異常化したガン細胞をガン化させる発ガン促進物は、活性酸素を発生させることも分かってきた。

 

さらにまた、ストレスも活性酸素を作り、

ガンの大きな要因となることも明らかになってきた。

 

 

活性酸素を低減するには

活性酸素を減らす物質に、 SOD がある。

スーパー・オキサイド・ディスムターゼ ( 活性酸素を消す酵素 ) のことである。

SOD が十分にあり、活性酸素を消してくれている間は問題がない。

しかし活性酸素量が多すぎたり、 SODの量が少ないと、活性酸素は、細胞を破壊して行く。

 

そのためには、体内で SOD のような還元作用をする物質を取り入れれば良い。

そのために生物は自身で SOD 類似物質を作り出したり、

あるいは食物としてビタミン C  E などを体内に取り入れている。

このような還元作用は最も軽い物質である水素が最も強い。

水素は直接酸素と結びつき、水に変えてしまう。

また当然、活性酸素とも強く反応し同じく水に変える作用を持つ。

 

しかし、水素ガスを直接体内に取り入れるのは、大変難しい。

水素ガスは空気中の酸素と爆発的に反応し取り扱いが極めて危険だ。

またガス状で取り入れても、水に溶けない限り、体内には取り込まれない。

水素は水に大変溶けにくく、溶けても極めてわずかである。

 

マグネシウムの働き

マグネシウムイオンは硫酸イオンと対になっていることが多く、

硫酸マグネシウムが弱い下剤であることを考えると、

このような硬水を飲むことは下剤を飲むようなもので、おなかをこわすのもうなずける。

 

日本の水は軟水と呼ばれ、カルシウムやマグネシウムの少ない水だが、

ヨーロッパの水は地域によって含有量に差はあるが、

マグネシウムやカルシウムが多く含 まれており硬水と呼ばれている。

調査によると、マグネシウム含有量の多い硬水地域に暮らす人々ほど、

心臓疾患による死亡率が低いというデーターが出てい る。

 

マグネシウムには、筋肉の動きを調整したり、

神経の興奮を鎮めたり、骨の形成を助ける働きがある。

また、動脈硬化を予防・治療するという点から見た場合最も重要なミネラルといえる。

このミネラルがたくさん含まれる硬水を飲んでいる地域には脳卒中や心臓 病が少ないという研究データーがある。

 

最近ではマグネシウムと高血圧の関係・

糖質代謝の関係が指摘され循環器系病気の領域にもマグネシウム時代がやってきた。

このように生体エネルギーに関わる 大切なミネラルこそがマグネシウムなのだ。

 

水素を簡単に水に溶け込ませるには

マグネシウムは大変活性な金属で、そのままでも水と反応してわずかに溶解していく。

この金属を細かい粒子状に詰め、セラミックのフイルターで取り囲み、

直接水道水の圧力をかけて水を通すと大変簡単に水に溶けた状態の水素を得ることができる。

 

このような器具「水素博士」が、すでに市販されている。

宣伝文には直接水素が取り込めるとはうたわれていないが、

人間の体にとって必須ミネラルであるマグネシウムの摂取がうたわれている。

水中にマグネシウムが溶けていくと次の反応式にしたがって、

OH イオン濃度、水素ガスが発生する。

Mg が水と反応してマグネシウムイオンになる。

Mg  2H2O  Mg2+  2e-  2H2O

さらに水中の OH イオン 2 個と反応し、

Mg(OH) 2 イオンと H 2 ガスを発生する。

Mg2+  2e-  H2 +  2OH-  Mg(OH)2  H2

もちろんこの Mg(OH) 2 は水中では次式にしたがって、

イオンに解離している。

Mg(OH)2  Mg2+  2OH-

 

水素水の生体に与える効果

実際に水素水を生体に与えるとどのような効果があるのであろうか。

生後3週間のラットに対し、水素水 ( マグネシウム溶解量 10ppm ) 

3週間与えた場合の血中活性酸素量と抗酸化力を測定した。

その結果次のグラフに示すような効果が認められた。

活性酸素量は対照群のラット (10  ) に対し、

水素水群 (10  ) は平均 17% ± 7% 減少している。

また血中の抗酸化力は 24% ± 10% 増加していることが分かった。

この結果いずれの値も t 検定で 5% の有意差を持って水素水の効果が認められた。

  

  【1】グラフ              【2】グラフ

 (水道水と「水素博士」の水素水の実験結果)

【1】    グラフ 活性酸素量の比較

水素水を摂取したラットは水道水を摂取したラットより約20%以上活性酸素量が少なかった。

【2】    グラフ 抗菌酸化力の比較

水素水を摂取したラットは水道水を摂取したラットに比べ 約 30% 以上も抗酸化力が高い。

 

(注:ラットの水道水と水素水の摂取方法は自然に行った。)

◆ 結論 ◆

①水素水を摂取すれば活性酸素が消去でき、

②さらに活性酸素の増加が 抑えられる。