カンヌ国際映画祭で男優賞となった、

映画 PERFECT DAYS を2024年1月に観ました。

 

役所広司さん演じる、渋谷の公共トイレの清掃員の

日々が映画となっています。

同じ時間に起き、

同じ身支度をして、

仕事場に行き、仕事をして、

仕事が終わるとある場所に行き、

銭湯に行き、、、

という日常を描いていますが、

でも、その日々は全く同じではないのです。

そして、主人公の平山は、

その生活に満足しているようです。

 

この映画の宣伝キャンペーン中のインタビューで、

役所さんが、

「満足することが豊かなのでは」

とおっしゃっていました。

なるほど。

 

どんなに裕福な生活をしていても、

満足していない人はいるし、

どんなに質素な生活でも、

それに満足している人はいて、

満足していることは、満たしているわけだから、

豊か、と言えます。

どんな生活をしようと、

どんな仕事をしようと、

豊かに暮らせることを、映画が教えてくれていました。

 

観終わったあと、

日比谷の映画館では少し拍手がおきました。

とてもよかったです。