夢を叶えるときの方法として、
アファーメーションを唱える、
という方法が広く知られています。
そのやり方についてはこれまでも、
多くの方が書籍やセミナーで伝えてきました
これだけ多くの方に知られて、多くの方に
実践されてきた方法であるにもかかわらず、
それでも、いま一つ効果がない、
効果を実感できない、
上手くいったことがない、
続けられない、
という声は後を絶ちません。
確かに効果があるらしいのに、
なぜうまくいかないのでしょうか。
アファーメーション自体が、
ノウハウとしてどうこう
ということではなく、
「なぜうまくいかないのか」
というしくみの話でもなく、
今日は、うまくいく場合といかない場合の
《違い》についてのみ書いてみます。
アファーメーションは
あなたのセルフイメージと、
とても深い関係があります。
というよりも、
それを唱えている人と内容が、
一致していることが大切です。
「まだそうなっていない夢を叶えるのだから
人と内容が一致しているはずがない｣
「一致しているのなら唱える必要なんて
ないじゃないか」
そう思うかもしれませんが、
そうではありません。
たとえば、ちょっとベタな例ですが、
お金持ちになりたくて、
お金持ちになろうとして、
「わたしはお金持ちになる！」
というアファーメーションを唱えるとします
でも、これをいくら唱えても、
お金持ちにはなれません。
これを唱えている人のセルフイメージは
「わたしはまだお金持ちではない」です。
そしてアファーメーションの内容は
「わたしはお金持ちになる！」です。
別になにも不自然なところは
ないと思うかもしれませんが、
これではお金持ちになることはできません。
なぜなら
「お金持ちになる！」と宣言できるのは、
《お金持ちではない人》だけだからです。
つまりこれでは、
お金持ちになるための
アファーメーションではなく、
「わたしはまだお金持ちではない！」
という宣言をするための
アファーメーションになってしまいます。
まだお金持ちではない、ということは、
現在のこの人のセルフイメージと、
アファーメーションの内容が、
一致しています。
だからこのアファーメーションを
毎日唱えても、
なにも変化は起きません。
では「わたしはお金持ちである！」
と毎日唱えてみればどうでしょうか。
唱えている人のセルフイメージは
「わたしはまだお金持ちではない」
なので、
これではセルフイメージと内容が、
一致しません。
まだお金持ちでないことは、
本人が一番分かっているので、
「わたしはお金持ちである！」
なんて毎日唱えたところで、
本心からそう思っていないのなら、
そんなものは潜在意識には伝わりません。
「ほんとになれるのかなぁ」
「とは言ってもまだお金持ちじゃないし」
なんて思いながら唱えても、
お金持ちになることはありません。
今自分のことを《お金持ち》
だとは思っていない。
でもアファーメーションで夢を叶えたい。
そのための条件は、
内容とセルフイメージが一致している、
つまりそこに矛盾がないことです。
「もしもお金持ちになったらどんな感じ？」
「値段を気にせず買い物するのは、
どんな気分？」
「もしも～～だったら」
「もしも～～だとしたら」
これなら誰でもイメージできます。
そのイメージをしている時の気分は、
まさに夢が叶っているあなたの気分です。
でもそこにはまだたどり着いていないことも
ちゃんと分かっています。
たどり着いていなくても、
あなたのセルフイメージと
内容は矛盾しません。
「もしも、仮に、そうだったとしたら」
というイメージなら、
あなたがまだそうなっていなくても、
「そうなっている感じ」を
いくらでも矛盾なく味わうことができます。
そのイメージにあなたの感情が湧いていれば
あなたのイメージはちゃんと
潜在意識に届けられています。
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