1342 強制力がなくなって、動けなくなった人は、どうすれば動けるようになるのか:後編 | alain-pのブログ

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昨日の続きです。

 

昨日は、

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心がマヒしなければ、

とっくに気がついたようなことでも、

皮肉なことに、これまで無理をして、

心を殺してきたからこそ、よけいに、

心の悲鳴に気がつきにくく

なってしまうのです。

 

そうなってしまうと、

外側からの刺激なしでは、

行動できなくなってしまい、

自分の感性や感情や、自発的な情熱や夢や、

なりたい自分ややりたいこと、という

心の中の一番大切なことが、

うまく分からなくなってしまいます。

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というところまででした。

 

 

昨日の記事でも書いたように、

外側からのプレッシャーがないと、

動けない、という人は、

「やらなければいけない」という

MUSTが動機になっています。

この≪外側からのプレッシャー≫は

時として、周りの人への

反発心から発生することも、

よくあることです。

 

 

「絶対アイツを見返してやる!」とか

自分の正しさを証明するために。

 

 

だから、上司や親のやり方に反発して、

自分なりの違うやり方

成果を出そうとします。

 

 

上司や親と同じやり方なら成果は出るけど、

自分なりの違うやり方だと

うまく成果が出ない。

これだと、上司や親が正しい、

ということになってしまうので、

自分の正しさを証明するために、

必ず、違うやり方で、

上司や親の成果を上回ろうとします。

そうでなければ、

自分の正しさを証明できないからです。

 

 

そうやって見返すことに成功したら、

もう、その環境にいる必要は

なくなってしまいます。

自分が正しいことを証明出来たから、

もうそれ以上、

そこにいる意味はないわけです。

その環境はその人にとっても、

決して快適ではなかったはずなので、

早かれ遅かれ、そういう人は、

その環境から出ようとするはずです。

 

 

でも、もうそこにいたくないからこそ、

環境を変えたのに、

転職したり家を出たりして、

自由になったら、

これまでの外観からの刺激が、

なくなってしまいます。

 

 

これまでは、

周りからのプレッシャーや、

外側からの刺激に対する反抗心が

行動の動機になっていたのに、

それらがなくなってしまったら、

動けなくなってしまいます。

 

 

自分が正しいことが分かった。

それを証明することも出来た。

だからこれからは一人でも大丈夫、

になったはずなのに、

皮肉なことに、

外側からの刺激がなくなり、

自由に自分のやり方で

動けるようになったら、

もう以前のようには

動けなくなってしまうのです。

 

 

せっかく、

「自分の自由意思で動いていいんだ」

ということに気がついても、

なんだか張り合いがなくなってしまい、

うまく行動できなくなってしまいます。

 

 

こういう人が動けるようになるためには、

これまでのような、

プレッシャーがあるから動ける、

ではなく、

なくても動く、という

練習をする必要があります。

 

 

あるから動ける、というのは、

スタートダッシュのエネルギーには

なりますが、

継続する力は弱いです。

もちろんその期間は人によって違いますが、

長くてもせいぜい3年~5年です。

ほとんどの人は3か月以内に失速します。

 

 

ある→→→→動ける

というのは行動です。

行動はあくまでも手段であって、

目的ではありません。

手段にいくらモチベーションをかけても、

それは一時しのぎにしかならないのです。

 

 

プレッシャーがあるから動ける、

というのは、逆に言えば、

プレッシャーがなければ動けない、

ということです。

行動することが条件付きのもの、

になってしまいます。

これでは、

≪条件がそろわないと動けない人≫

になってしまいます。

 

 

でも、行動はあくまでも手段です。

目的ではないので、

手段に動機はいりません。

目的に向かうためには動機が必要ですが、

手段に動機は必要ありません。

人は動機がなくても動けるのです。

 

 

 

行動の動機がいくら強くても、

目的への動機がなければ、

初めのうちは動けても、

人は目標にたどり着くことはできません。

 

 

あるから動ける、というのは、

外側からの刺激によって、

スタート地点から背中を押してもらう、

ということです。

でも目標にたどり着くためには、

背中を押してもらうための、

外側からの刺激ではなく、

ゴールに引っ張ってもらうための、

ゴールに引っ張られるような、

あなたの内側からの情熱が必要なのです。

 

 

トランポリンのように、

下からのチカラだけでは、

やがて失速してしまいます。

そうではなくて、

磁石に引っ張られるようなチカラで、

目標に引き寄せられていく、

という感覚が、

目標にたどり着くためには

必ず必要です。

 

 

目標への情熱があって初めて、

人はそこへたどり着こうとします。

だから≪行動≫という手段そのものには、

直接動機はなくてもいいのです。

 

 

あるから動ける、ではなく、

ない→→→→動ける

という練習をコツコツ続けていけば、

失速することなく、

少しでも前に進んでいる自分を、

目標に近づいている自分を

必ず実感することができるようになります。

 

 

あなたが目標に対する情熱を失わない限り、

その自分に憧れている限り、

その≪目標に近づいている≫という実感こそが、

あなたのモチベーションを維持し、

あなたをゴールまで導いてくれるはずです。