私たちは、快に鈍感だけど、
不快には敏感です。
もう、そういうふうに出来ています。
快を集めても
幸せになれそうには思えないけれど、
不快を集めると
あっというまに不幸せになれる気がする。
毎晩寝る前に、嫌なことばかりを思い出すと、
あっという間に日々がどんよりしそうなのに、
楽しいことだけを思い出しても、
簡単に幸せになれそうな気がしない。
小さな喜びや快を集めようと言われても、
「そうは言っても他に嫌なことや不快なことが
あるから、簡単に幸せな感じにはなれない。」
と思うのに、
嫌なことや不快を集めたとしても、
「中には喜びや快もあるから、
簡単に不幸になる気がしない。」
とはあまり思わない。
私たちは、
簡単に不幸になれる気がするけど、
簡単に幸せになれるとは思っていない。
だからこそ、快を集めるのです。
私たちは、快に敏感だったとしたら、
こんなにも多くの人が、
自分はネガティブだと悩んではいません。
ネガティブなことがよぎってしまうことは、
人として当たり前のことなのです。
私たちは快に鈍感で、不快に敏感。
もうそんなふうにできています。
自分に訪れた幸せや快を見逃すなんて、
本当にもったいない。
見逃すと、なかったことになってしまうから。
どうせ嫌なことは放っておいても見逃さない。
あなたがどんな嫌な目にあったか、
不快を感じたかはどうでもいいのです。
大切なことは、
あなたが幸せにいつ出会ったのかなのです。