動物愛護に関して

日本より進んでいると言われる

欧米ですが、

 

犬の愛護や保護犬だとか

その世界を教えてくれたのは、

アメリカの闇闘犬問題でした。

 

「闇闘犬」は、米国の闇です。

日本では(これも悲しいけど)

闘犬は伝統文化みたいな合法

 

十分残虐だと思いますが、

アメリカの闇闘犬は

その非ではありません…

 

アメリカでは違法なので

だからこそ、闇に潜って

目を覆いたくなることが起きている。

 

地の利が悪い場所の

地下室がある一軒家で

闘犬を繁殖し、賭け闘犬をする

 

不便な場所にあるため、

見つかりにくい。

 

アメフトの花形選手が

大きな屋敷に多くの犬を閉じ込め、

残虐な闘犬場にして賭けに興じていた

 

これが明るみに出た時、

犬たちが置かれた残虐極まりない

環境、虐待、殺され方…

 

世間は騒然としたそうです。

 

身体中に残る傷と

心の深い傷を負って

保護された犬達

 

この闘犬場で囚われていた

犬達の

再生のストーリー

 

その本を、

実にたまたま読んだのでした。

 

(The Lost Dogs: Jim Gorant  GOTHAM BOOKS)

 

写真左上は、

逮捕されたアメフト選手

 

左の中段と下は

様々な障害を乗り越えて

告発に尽力した人たち

 

右ページは全て

救済された保護犬の

更生に尽くした人たち

 

本の半分以上のページは、

レスキューされた保護犬達を

更生させるために貢献する人々の話

 

ここで私は初めて、

保護犬とレスキューする人たち

里親、について知ったのでした。

 

本の冒頭は

具体的かつ詳細に

虐待について書かれていました。

 

核心は書きませんが、

読みたくない方は、

以下の色文字は読み飛ばしてください。

 

恐ろしすぎて、全部読めていません。

闘犬前の犬達は、

3日間は飲まず食わず

 

暑いコンクリートの上で放置され

ストレスを最大級にされます。

 

闘犬の直前には、

ベイトドッグ(餌犬)という

噛まれるための犬が使われます。

 

闘犬で負けた後の犬は、

賭けに負けた人間の

フラストレーションの標的です。

 

わたしがとても読めなかった記述

それは、闘犬で負けた犬が

執拗に虐待されるところでした…

 

日米どっちが酷いか、

などという議論をする気は

全くありません

 

遠いアメリカの話だけど

だから関係ないとは思えず

根絶を願うばかり。

 

2007年にアメフト選手が

摘発された後も、

 

アメリカで闇闘犬場が摘発された

そんな記事は後を絶ちません。

 

このベイトドッグ、

家庭犬が盗まれることも

多いそうです。

 

今日も、そんな記事を見つけて

心が深く痛みます。

 

それと同時に、

保護された犬たちの更生のために

 

心を尽くす人たちに

深い感動と

尊敬の念を覚えます。

 

最近、闘犬場から救済された

ベイトドッグの記事はこちらです。

http://tsunayoshi.tokyo/c/ace4ca6eeeabbce171b9d68120c89200c65bc339