劇団☆新感線「薔薇とサムライ2」

22.11.17 新橋演舞場

 


薔薇サムが帰ってくる!わーい!

ということで、観劇して参りました〜☺️


こんなご時世だからこそ、

「元気になれる」エンタメを。


本も演出も音楽も、そして演者さんたちも。全てのなにもかもから、そんなメッセージとエネルギーをビシバシに感じて、ありがたすぎました。百戦錬磨の方々ほどステージ上での熱量や光量が高いような…流石すぎますよね😂


初めて拝見した石田ニコルさんの眩いばかりに光り輝く、新星のような佇まいやお歌。素敵でした!早乙女友貴さんの今までにない可愛さと男らしさの両局面を魅せてくれるキャラクターにも爆上がりで。いやもちろん殺陣も最高。でも、なんと言っても天海さんと劇団員さんたちが素敵すぎて。カンパニーの力強さってこういうことなのだろうなぁと。皆さんの地力が地層のように厚く積み重なっているからこそ、歌って踊って戦って、見せてくださるお芝居が全部丸く繋がって、客席へ向かってる。この贅沢空間。


そしてそしていやーもう、天海さんが格好良すぎてビックリ。髑髏城振りに拝見したのですが、これは惚れますよね?全人類が😇✨

幕の内弁当みたいに、天海さんのお役の美味しいところ詰め込んでくださってて、特にあの後ろ姿と振り返った時の衝撃たるや…桃色の吐息、いや悲鳴?が会場中から上がったのは思い出してもほぅ…となります☺️数度のカテコ後、幕間に入るギリギリまでずっとずっと最強最麗のスパダリ。きっと観客だけではなく、横に立っている次世代役者の方々へも贈るような劇中のメッセージ…格好いいぃぃ。


天海さんのお役で忘れられないのは、一人の人間Aが別人格のBになってしまい、内面でお互いを認めてAに戻るという場面。BがAに気付いてからの葛藤や、Aに戻ってからもBという人格が消えるのではなく掛け算になって更に大きくなる姿が、些細な癖や表情からじわじわ伝わってきて、うおぉぉ❤️‍🔥ってなりました。お芝居という意味でも、人は幾つになったって成長できる、という意味でも。立ち方が違う、受け答えの間が違う、歩き方が違う、同じ人体から放たれる人格が絶妙にA×Bになる過程が、1回しか観劇していない自分にも分かる表現。

いつだったかの取材で「私を応援するように、自分のことも応援してあげてね」と仰っていたのを思い出して、いつまでも格好の良いお人なのだなぁと思いました。


少し脱線しますが、11月に観劇しました「カゾクマン」とこの「薔薇サム」、泣いて笑って演劇で元気になってほしい!という気持ちは一緒な気がして。演劇人は皆さんそうなのですかねぇ…本当に感謝しかありません。

ストーリーで印象的だった台詞。


カゾクマン:レッド

「人生で一番悲しいこと、それは孤独だ」

薔薇サム:石川五右衛門

「人を強くするのは、孤独だ」


強さとは見た目じゃない。心の豊かさや、周りを鼓舞する生きざまなのだなぁと。

ふと、荒木さんを想いました☺️


全編生バンドという贅沢でパワフルな生ライブ空間。新橋演舞場という素敵な劇場。もっともっと観たかったですが、ヒプステとかぶってしまったので、これ以上観劇には行けず…。千穐楽まで走り切れますように、祈っております🙏✨



🖇公式サイト

🎞Log

なんと開場中だけ場内お写真OKでした!

演舞場は花道も最高ですし、天井の提灯も素敵ですよね〜☺️