「漆黒天」東京公演 (8/19ソワレ)


吐き出さないと次が見れない気がして😂 
昨日の「漆黒天」観劇感想、残します。
(この先ネタバレしかございません。また、私の勝手な目線で書き綴ったものなのでご気分を害されるかもしれません。映画や舞台をご覧になっていない方は、公演チケットを探すか配信をご覧いただくか、円盤をご予約頂くことをおすすめします。) 

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●舞台「漆黒天」東京公演(8/19ソワレ)

旭太郎が、かっこよすぎて….。 
初めて前方席だったのもあったのですが、それはもう…。頭ぱーんするレベルでした😂 

そしてまた新しいマルチルートストーリー。 
旭太郎は日陰党の鎹で「彼らとともに生きようとする頭領」でした。 

日陰党酒盛りシーン、無表情ではあったけれど仲間たちの話をちゃんと聞いているのが印象的で。 
伽羅と蒿雀の話しを聞いて「🤔…それも一理あるな」といった風情で声をかける。「笑ってみたい」という言葉も、同じ目線で話してるっていうか…。伽羅が駄々こねた後ポンポンするとこありますよね。あれ、昨日は無感情に見えたのですが、今日のはほんのり優しかったような…。「オラ(行くぞ)」が今までで一番優しく感じて。賢くて仲間思いで、無口な頭領。 
彼等との繋がりを誰よりも大切にしているような。「日陰の光」なんてと自嘲気味にも聞こえる声色。萊への「頼りにしてるぞ」も本音だっただったように聞こえました。 

だからこそ、陽之介の人生を歩もうとしたことに「どうして?」と胸がいっぱいになってしまって。富士が陽之介に問いるように、日陰党の皆んなも旭太郎にその気持ちを問うているんですけど「いいのか?」って聞くのが良いんですよね…泣いちゃう。 

あと今日はですね、蒿雀が良かったんですよねぇ。なんでこうなった、なんで死ななきゃなんないって、全身で叫んでて。親を殺されて、それでも日陰の中で仲間たちと一緒に生きてきたのに。「お前と俺は交わらない、陰と陽は交わらない」って言われて。ほんと、ぼろぼろ泣いてしまった。 

その後に出てくる旭太郎がね。 
日陰党の光だった旭太郎が、自分のことを陽之介だって言うんですよね。 
あぁ、辛い。 

「日陰党の結束」それが今日の私が感じた分岐点だったんだなと書いてて思いました。 

余談ですが、旭太郎を見てると私の中では桓騎(キングダム)とダブるんです。あそこまでの残忍さはないけれど、正義を持った悪党。深い業と怒りを内包してて、強くて天才でカリスマ性抜群の謎めいた男。 
その中に温かさがあるのか、孤高なのか。荒木さんがつくる過去の旭太郎によって分岐が変わる。面白いですよねぇ。 

ちなみに、桓騎将軍も冷徹非道なのに「なんだかんだ仲間に寛容」なんです。憎めない。そして突き抜けて超絶カッコいい。陽之介も「とんだ甘やかし」だけど、旭太郎も一緒ですよね(笑)そして甘えるのも上手。双子らしさをそこでも感じます。 

そうそう今日の陽之介は、より朗らかで可愛かったです。 
邑麻兄弟の弟子入り志願シーン「お願いしゃ〜ぁっす!」の様子を、土下座に合わせて上から下に頭を落として見つめたり。二郎太の説明を声を上げて笑っていたり。 
双子説明を玖良間から聞いた時も、名無しの「名付けられシーン」を彷彿とさせる、えもいわれぬ戸惑い顔。あれ好きなんですよねぇ。表情豊かで、柔らかい印象でした。 

蔵近も良かったなぁ。梅津さんは、日によって変わるってことは無くて、どんどん深まって捻れて潤って闇深くなってる感じがする。すごく素敵。体が2つあれば、蔵近だけを観ることもしてみたい。 

そして本当にビックリしたのが千蛇。千蛇ですよ。名乗りシーンの「漢」にぶわっと昂ぶりました。初めて見たんですよね、男性成分強めの千蛇。一途な恋に恋する千蛇ちゃんも可愛いけれど、蔭間というスキルを活かして日陰党で生きる力強い漢。体躯もしっかりしてるので、剛と柔を兼ね備えてるのがめちゃくちゃ良かったです。 

みんな大好き、几帳面旭太郎ちゃんシーンは、お猪口と徳利を綺麗に並べては、なんか違うな…とさらに並べ替えたりしてて。わざわざ徳利の文字面を正面にするようくるっとまわしてみたり😂今日も可愛かったです。 

富士を抱きしめたのは、この回は陽之介。箇所箇所で違うけれど、陽之介が名無しルートを辿るように感じました。 

あぁ、面白い。 
もっともっと観たい。 
どうか明日も明後日も幕が上がりますように。健やかにいられますように。 
今日も幕を上げてくださって、ありがとうございました。


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