「スーパー戦隊レジェンドサーガ」・・第4章 | ダスデレラだーすー

「スーパー戦隊レジェンドサーガ」・・第4章

加速化する戦い…それは前回描かれた物だけでは無く、他にも幾つかあった!

これらをブラック・ロスのメインルームにあるモニターでチェックしてたレアル。一人で全てを見なきゃならない故、余念も無さそうだが、そこにカウラーから連絡が。



カ:レアル…


レ:カウラーか、どうした?


カ:例の一号機が完成したぞ


レ:そうか、待ってたぞ。場合によっては早速動いて貰うが、その時はお手並み拝見だな


カ:安心しろ、俺に抜かりは無い


レ:うむ、以降も頼むぞ


カ:任せろ…



とある「作戦」に絶対の自信を見せるカウラー。



レ:(また一歩、シュオーツァー様の理想に近付いた。つまりは此処からが正念場。もう少しのミスも猶予も許されない!)



シュオーツァーの理想の実現に向け、心中で改めて気を引き締めるレアル…しかし、対するこの男は協力者でありながら違う思いを持っていた…!



カ:(奴らを使い、俺がこの組織を束ねる!その前に、シュオーツァーを早くどうにかせねばな…)



手に取った謎の赤いギアを見つめ、心中で遂に本性を露にしたカウラー!今後、彼はどう動くのか?



さて戦い。先ずチェーンソー使用、更には目からの光線など狂人的な攻撃を仕掛けて来るガシャドクロに苦戦するシンケンピンクとリュウソウブラック。



ガ:良い様ねぇ…性懲りも無く生き残ろうとするガス共が!


シ:リサーチしてた以上に最悪…こんなのが甦るなんてね…(汗)


リ:それだけ敵は本腰って事なんだろ。何を考えてるかは判らんが…


ガ:はぁ?声が小さくて聞こえないっての!



ガシャドクロの射撃をかわし、何とか反撃に出たい二人。そこでシンケンピンクが「岩」のモヂカラで巨大岩を落とした後、リュウソウブラックがムキムキソウル使用によるパワー攻撃でダメージを与える。



ガ:やってくれるわね!(怒).


2人:ああっ!(うあっ!)



これがガシャドクロの逆鱗に触れた…強烈な光線をまともに喰らってしまい、ダメージによる変身解除と共に倒れてしまう茉子とバンバ…。



ガ:折角戻って来たのに、またやられるなんて後免なのよ!



迫るガシャドクロ…ダメージの影響で動けない二人だったが、この危機的状況をアイツらが救った!



ジ:オラオラァ!


ガ:ガオーン!



ギアトリンガーでガシャドクロに銃撃しまくるゼンカイジュラン&ガオーン!



茉:貴方たちは…?


バ:ロボ系戦士か?


ジ:パイセンの姉ちゃんとあんちゃん、それも含めて詳しい話は後だ!


ガ:とにかく今は、此処から引くよ!



ガオーンが銃撃してる間、18番のセンタイギアを使用するジュラン。そして、カクレンジャーの力・忍法を発動して四人は姿を消した。


ガシ:くっ…余計な真似してくれたわね!



怒りと悔しさをにじませるガシャドクロ。

同じく、こちらも苦戦を強いられてるバトルフランスとルパンイエロー。豪快さと威力を伴った実力をを遺憾無く発揮するブーバ、敵の数…すっかり形勢不利な状態だ。



ブ:打つ手が無いなら、素直に諦めた方が良いんじゃ無いのか?


ル:そんなみっとも無い事するかっての!


バ:俺はオッサンだから軽く見られてんのかな?je ne rigole Pas!またまだ行けるって!


ル:よし、今度は本音だな



先程、バトルフランスから変な冗談を言われただけに、素直な本音に安心するルパンイエロー。

なおも攻撃しようとするブーバ。だがその時、空中から何かがやって来た!



一同:…!?


バ:Quelle?



一同が唖然とする中、サイバースライダーに乗って颯爽と現れたのは、ゼンカイマジーヌ&ブルーンだ!



マ:ヌヌヌー!


ブ:お二人共、お怪我はございませんかーっ!?


2人:は、はぁ…



そのままブーバたちに体当たりして吹っ飛ばし、バトルフランスとルパンイエローを連れて何処かへ飛び去った二人。それはそうと何故、キカイノイドたちは無事だったのか?

その頃、一足先に難を逃れてた茉子とバンバ。



茉:そう。じゃあ、貴方たちも別世界から来たのね


ジ:あぁ。だが俺たち、向こうでリーダーと離ればなれになってからは状況をよく呑み込めてねえのよ…


ガ:その彼も、どうなったか判らないしね…


バ:どう言う事だ?お前たちも此処で戦ってたんじゃ無いのか?


ガ:ううん。実は僕たちは、さっきまでギアにされてたんだ…


2人:…!?



ガオーンの発言に驚きを隠せない二人。なお、こちらでも同じ話がされていた。



京:まさか、そんな事が…


ブ:はい。信じられないかも知れませんが…


初:そんな事無いよ。てか、貴方たちがギアにされてたって事は他の皆も…?


京:そう考えて良さそうだけど、これはあくまで何かの準備段階だろう。奴らの事だ、もっとヤバい事を企んでるに違いない



「スーパー戦隊ギア化計画」…キカイノイドたちの知らせにより敵の野望に一歩近付いたが、度維持に最大の疑問が。



初:所でさ、ゼンカイジャーさんたちは、どうやって元に戻れたの?


マ:実は、自分たちは五人の先輩たちに助けられたっス!



四人を助けた五人のレジェンド…その経緯が明らかになる!

回想。一足早くブラック・ロスに乗り込み、四つのギアを奪取したマジグリーンとボウケンレッドだが、敵たちに囲まれてしまった…!



マ:くそっ…!




程無くして完全包囲網が張られ、八方塞がりの二人…だが、そこにイエローフォー、プテラレンジャー、ゴーブルーが駆け付けた!そこにボウケンレッドを合わせた四人が時間を稼いでる間、マジグリーンがギアを破壊し、ジュランたちを救い出した!



ブ:そして、マジグリーンさんからスーパー戦隊の危機を知らされた私たちは、状況に戸惑いながらも皆さんに加勢じようとしたのですが…



再び回想。この状況の中、五人がジュランたちにアツい思いを託す!



マ:此処は俺たちが食い止める!お前たちは行け!


ガ:でも…!


イ:貴方たちは、来るべき戦いに備えて!恐れずに悪を遮る壁になって!


ゴ:お前たちのスーパー戦隊魂も輝く勇気も、必ず無限の未来を作る!


(頷くプテラとボウケンレッド)


マ:頼むぞ…お前たちの胸に沸き立つマジなヤツを、俺たちは信じている!



そして、マジグリーンは魔法で四人を逃がしたのだった。

会話はジュランたちの方に戻る。



バ:なるほど。お前たちが戻れたのはそう言う経緯だったか…


ジ:あぁ。パイセンたちのハートを直に感じて、これがスーパー戦隊か…スーパー戦隊凄ぇなって純粋に思ったぜ


ガ:あれから皆、どうなったのかな?無事に乗り切ってれば良いけど…



五人を心配するジュランとガオーンを気にし、茉子がスマホ型アイテムで調べるが…。



茉:どうやら、五人とは音信不通みたい。だから恐らくは…


(目を瞑り、顔をしかめるバンバ)


ジ:マジかよ…


ガ:そんな…



愕然とするジュランとガオーン…だが、これを切っ掛けに二人はある決意をする。



ガ:先輩たち…僕たちも一緒に戦うよ!


ジ:このまま黙ってるなんて絶対、したくねぇからな!とにかく、スーパー戦隊が積み上げて来た全てを壊されて堪るかよ!


バ:俺たちに、その思いを断る理由は無い。こちらこそ宜しく頼む


茉:うん


ジ:よーし!俺たちが力を合わせればパワーマシマシ百人力…いや万力だぜ!



四人の決起。勿論、マジーヌたちもこの流れに。



マ:やるからには全開越えて大全開だ!自分マジっス!


ブ:どんな敵が現れようが、向かう所敵無しです!


京:その意気だ。毛利元就の名言にもあるように、一本の矢は簡単に折れても三本集まれば容易には折れない!


初:あのぉ、私たち四人なんですけど…(汗)


京:あ…!


初:んもぅ、御願いしますよ~。でも、四本だと更に折れにくくなりますね!


ブ:所で、毛利元就って誰ですか?


マ:論点そこじゃ無ぇだろ!



ツッコミとダメ出しの、軽くW漫才になってるマジーヌたちだが、それでも意思は固まってるようだ。



そんな中、ゼンカイ世界。トジテンド王朝では着々とボッコワウスの計画の準備が進んでいた!



ボ:イジルデ、これが例のブツか?


イ:えぇ。ボッコワウス様の御希望は全て取り入れました。きっと面白い物が見られるでしょう


ボ:よくやった、イジルデ。フフフ…見ていろ界賊、地球よ!



イジルデが開発した、謎の数個のギア型アイテム…果たして、ボッコワウスの企みとは?



場を戻し、タイム世界。ブラック・ロス手前に辿り着いていた介人たち。



介:此処がブラック・ロスか…


鎧:物々しさは相変わらずだな…


竜:よし、行くぞ!



(頷く二人)



駆ける三人。だがそこに、レアルと率いられたシルバ.狼鬼、闇のヤイバ、エスケイプ・エボルブが立ちはだかる!



レ:来たか…


鎧:お前たち…!


介:おいレアル、ジュランたちやスーパー戦隊をどうしたんだ!?


レ:言ったはずだ、そんな事を知る必要は無いとな!だが一つ、言う事があるとするならばゼンカイザー、貴様の仲間は無事だ


介:えっ、どうして…!?


レ:不覚にも逃がしてしまった…だが、もうそんなヘマはしない!お前ら、行け!


竜:行くぞ!



自身の不覚を反省しつつも相変わらずの姿勢を崩さないレアル。

そうは行かないとばかりに変身し、立ち向かう三人!ゼンカイザーがレアルと、タイムレッドが狼鬼&エスケイプと、ゴーカイシルバーがシルバ&ヤイバと激しい攻防を展開する中、彼らを狙撃する謎の存在が!



(驚く三人)


カ:何だコイツ…?


レ:奴はソルジアン。我々の計画の柱となる存在だ!



狙撃により転倒した三人の前に、突如として姿を現した謎の敵・ソルジアン!ブラック・ロス製の暗黒兵士が遂にベールを脱いだ!



レ:ソルジアンの力に抗えると思うな。貴様らは我々に屈し、嘆くのさ!


カ:そんなの、絶対嫌に決まってんだろ!


レ:くっ、聞き分けの無い奴め…ソルジアン、必ず奴らを降伏させろ!但し、此処は都合が悪い。場所を変えさせて貰うぞ



ソルジアンに一定の指示を出し、スマホ型アイテムで四人をエリアワープさせるレアルだが、汎ミスをやらかしてしまう!



レ:あっ、別世界に飛ばしてしまった…だが特に問題は無い



ミスっても、やる事は変わらないだけに冷静なレアル。

そんな別世界では、既に戦いが始まっていた!ソルジアンはパワー・攻撃力・防御に長けた戦闘スタイル、更には右腕にグローブ型の武器を装備して三人に猛攻し、反撃する隙を全く与えない!



凱:あれは…!?



この戦いを目撃していた凱…此処はキラメイ&ジェットマンの世界だった!

こちら戦い。劣勢の三人に、今度は小型バズーカで砲撃するソルジアン。



三人:うわぁーっ!



ダメージによる変身解除と共に倒れる三人だが、それでもソルジアンは手を緩めない…うつ伏せに倒れてる介人の顔を強く踏み付ける!



介:あぁーっ…!


竜:介人…!



介人を助けようにも、ダメージの大きさから動けない二人。一方、ブラック・ロスのメインルームでその様子を見ながら、三人の降伏とソルジアンの有能性を確信するレアル。



凱:俺は一体、どうすれば…



この状況に躊躇する凱。加勢すべきか?しかし本心は戦いたくは無い…。

狭間の葛藤…これと同時に、ある日の悲しみの記憶、翼の言葉、苦戦する三人の姿、苦しんでる介人…色んな光景が記憶を廻った後に彼は、ある決断をする…!



凱:今は、やるしか無い…!



その眼差しは本気だ!

戦い。最早、絶体絶命の三人…駄目だと誰もが思ったその時、ソルジアンに数発の銃撃が!四人がその方を向くと、向こうからゆっくりと歩いて来る戦士が!




竜:あれは…!


介:うっひゃあ…ゾックス並みに金ピカ全開だ!


(微笑む鎧)



煌めく光を放つ黄金の戦士…これには介人、流石に驚きを隠せないが竜也と鎧は彼を知ってる様子だ。



介:あれ?二人共、アイツの事知ってるの?


鎧:うん。彼は天堂凱君…六人目のジェットマン・グリットファルコンです!



今、此処に六人目のジェットマン・グリットファルコンが降臨した!



フ:竜也さん、鎧さん、大変な時に迷惑ばっかかけて済みません…


竜:良いんだよ、気にするな!


(頷く鎧)



グリッドファルコン=凱の考え方を受け入れてくれていた竜也と鎧。なお、この様子はレアルの目にも入っていた。



レ:アイツは確か、ジェットマンの半端者…何故だ!?



グリッドファルコンの事は知ってる様子の彼女だが、登場は全く予見出来て無かったようだ。

始まる戦い。ソルジアンが小型バズーカで砲撃するが、グリットファルコンは跳躍力を活かし、これを軽くかわす!



フ:ウィングフラッター・ランサーモード!



武器・ウィングフラッターを手に空中を飛び交い、各方向から数回ソルジアンを斬りつけた後、これを突きつけながら空中走行して吹っ飛ばすグリットファルコン!地上に降りたかと思えば、また強烈な斬撃やキックと猛攻し、ソルジアンを圧倒!



鎧:うほーっ!


介:グリットファルコン、強ぇーっ!


(よし!と頷く竜也)



彼の確かな強さを目にしてる三人、すっかりこの様子。



フ:ウィングフラッター・バスターモード!



今度はウィングフラッターをバスターモードに切り替えたグリットファルコン、強力な砲撃をソルジアンに浴びせる!

煙を上げながらも何とか立ち上がるソルジアン。だが明らかにダメージを負ってるので、此処でレアルから指示が。



レ:予想外な事態が起きた…此処は一旦、退却しろ!



悔しそうなレアルの指示を受け、ソルジアンは退却した。



介:あっ、逃げた…


凱:大丈夫ですか?


竜:なぁに。これ位は慣れてる



変身解除し、駆け寄る凱を見て頼もしさと期待感を寄せる介人と鎧。果たして彼は、一緒に戦ってくれるのか?



次回、凱の今に到る過去が明らかに。敵側にも大きな動きが…!