アイアンキング | ダスデレラだーすー

アイアンキング



ウルトラマン、スーパー戦隊のレッド、モモタロス…。


彼らに共通してる事は、赤いボディのヒーローと言う事だが、画像のアイアンキングもその1人。でも、知らない人が多いだろう。


アイアンキングとは、1972年10月8日~翌年4月8日の半年間に渡り、TBS系で放送された同名の番組に登場するヒーローで、当時の子供たちの人気を博した。


これに変身するのは、国家警備機構のメンバー・霧島五郎と言う、いつもグラサンをかけ、登山家風の格好をした青年なのだが、実は彼、過去に登山中に落雷事故で命を落とし、その後、津島博士と言う人物により、変身する能力を与えられて蘇生したのだ。なお、アイアンキングから元の姿に戻った時は、とにかく大量に水を飲む(笑)


彼は番組の主人公であり、国家警備機構の腕利きのエージェント・静弦太郎のサポート役として、巨大ロボを使って日本の体制を転覆させようと企む不知火一族や、怪獣型ロボを操る極左テロ組織・独立幻野党、更には宇虫人タイタニアンなどと戦った。


アイアンキングは水をエネルギー源としてるのだが(五郎が大量に水を飲むのはこのため)、その消耗が激しく、活動時間は僅か1分と言う弱点がある。これに起因してか、序盤では弦太郎の助っ人として登場したはずの彼が逆にピンチに追い込まれ、弦太郎の反撃によってひとまずその場を凌ぎ、再戦において2人で敵を撃退すると言った展開が多かった。正に「助けるより助けられるヒーロー」となってしまった訳である(笑)


実はこれ、「1回の放送でアイアンキングを2回登場させる事により、見所の多さをアピールする」と言う効果を考えて設定されたらしいのだが、流石に「アイアンキングの立場が無い」と言う意見が多く、中盤以降は彼と弦太郎が互いを支援しつつ敵と戦うが、最後にそれを倒すのはアイアンキングと言う、本来のヒーローの王道的な展開も多く見られた。


アイアンキングは、普通に見れば「1人でまともに戦えない」とか、「弱い」とか言う印象を持つだろうが、彼はほぼ毎回弦太郎と共闘しつつ敵を倒したり、弦太郎が打開し得ない危機においては、必ず助っ人として馳せ参じ、戦果を挙げた。そんな彼を単純に弱いとは言えない。むしろ、こう言うのがヒーローらしいと思う。


実はその彼を主役に据え、今日から番組ものを始める事にした。タイトルは「アイアンファイト!」。
タイトルは、その昔放送された「ウルトラファイト」や「ミラーファイト」から来てるのだが、内容は怪獣たちが実に下らない理由で殴り合いをするとか言うものではありません(笑)日頃、どこかで起こってそうな出来事をギャグ風に書いていきます。
なお、これの更新はネタが浮かび次第なので、不定期になります。