介護旅行・終活・世界遺産のことはお任せ!

小田原のアラベラです。

 

昨日の朝の出来事です。

 

昨日は横浜での世界遺産講座の日でした。

 

早く着いたので、よく利用する駅前の

<ドーナツ屋>さんでちょっとコーヒーを

飲もうと立ち寄りました。

 

レジには2人ほど人がいました。

私のすぐ後にも会社員風の男性が3人、

学生風の女性が一人と立て続けにお店に

入ってきました。

 

まだレジのところにいる店員さんは一人だけ。

奥の厨房には別の店員さんがいるようでした。

 

私の直前の高齢の女性が、いきなり

手提げかばんの中から巾着袋を取り出しました。

そして、一気にレジカウンターにその巾着袋に

入った小銭(硬貨)をぶちまけました。

 

そしてレジの店員さんに、

<この中から代金分のお金を取ってちょうだい!>と言いました。

 

本当にいきなりのことで、周りにいた人が皆

びっくりしました。

その女性はたぶん80代位。

小銭(硬貨)だけで支払いたいということも

何も店員さんに言わず、いきなり小銭を

出しました。

 

私ももうびっくり…。

 

 

こんな感じです。

この写真は、50円玉や百円玉がたくさん

ありますが、その女性の出した小銭は8割が

1円玉、残りの1.5割くらいが5円玉、

そしてほんの数枚の10円玉。

あんなに小銭を大量に見たのは初めてです。

たぶん、数百枚はあったと思います。

 

女性はコーヒーとドーナツを1個を

買っていました。おそらく400円ちょっと位

だったと思います。

 

 

お金をばらまかれたレジの人は、仕方なく

小銭を数え始めました。

正直どれくらい待たされるのかと、さすがに

私も少々イラっとしましたが、時間に余裕が

あった私は待っていました。

 

レジのお姉さんは、すぐに奥の厨房の人に

レジのヘルプを頼みましたが、奥の人も

すぐには手が離せないようでした。

2分くらいして厨房から別の店員さんが

出てきてくれて、私のお会計となりました。

 

私の後に並んでいた会社員風の男性3人のうち

2人は店を出ていきました。

一人は黙って出ていきましたが、もう一人は

店員さんと、そしてその高齢の女性を

怒鳴りつけて出ていきました。

 

怒鳴りつけることはいいことではありませんが、

あの男性のいらだちも理解できます。

出勤前に朝食をと立ち寄ったと思います。

 

あんなに長く、それも時間がたっぷりありそうな

高齢者のために待たされて…。

出勤時間も迫っていたのでしょう。

 

あの高齢女性も、せめて小銭で払いたいと

小銭をぶちまける前に一言いえばよかったと

思いますし、せめて1円玉、5円玉、10円玉位は

まとめておいてもよかったのではないかと…。

 

何種類もの小銭が混ぜこぜで、店員さんも

ほとほと困っていました。

お金を払うというお客さん相手ですから、

無下にも出来ず、他のお客さんを無駄に

待たせることになり、思うようなサービスも

提供できないということで、あの店員さんも

とても気の毒でした。

 

<人の振り見て我が振り直せ>と言いますが、

私も高齢になった時に気を付けようと

思いました。

 

高齢者の支払いの様子で<認知症>が

わかるとも言いますが、今回の女性は、

お金の種類や支払い方に戸惑っていた

のではなく、ただただ大量の小銭を数えるのが

面倒なだけだったのかもしれませんが、

朝の慌ただしい時間帯にアレは遠慮して

もらいたいものです。