介護旅行・終活・世界遺産のことはお任せ!

小田原のアラベラです。

 

昨秋から、ときどき思いつくとブログで

<オーバーツーリズム>について

書いてきました。

 

ちょっと間が空いてしまいましたが、

今日も最近のニュースから書いてみようと

思います。

 

京都の祇園の界隈には、公道と私道が

入り組んでいると事があります。

祇園を見に来る観光客(多くはインバウンド)が

私道にどんどん押し寄せてきて、舞妓さんや

芸妓さんたちの写真を撮ろうとしているそうです。

 

そもそも、この界隈の私道は、昔から

あくまで持ち主の好意で通行していたそうです。

それでも皆、節度ある往来をしていたので、

問題にもならなかったようですが、最近の

祇園界隈はまさにインバウンドに<侵略>されて

いるような状態。

 

住民の方々は平穏な日常生活もままならない

状況に追い込まれているようです。

 

結局、住民の方々にとっても決して納得いく

形ではないかもしれませんが、来月?から

この<私道>部分の通行を禁止する措置に

打って出たということです。

 

こうまでしないと日常生活が守れないほどの

<観光被害>には閉口します。

 

私は、旅行業にも携わっているので、

旅行を推進したい気持ちもありますが、

<観光被害>、<観光公害>という言葉には

人一倍敏感になっています。

 

私道の出入り口に立て看板を立てて、注意を

促すようですが、結局は看板に気づかない、

あるいは気づかないふりをするインバウンドが

入ってきてしまうのでないかと心配しています。

 

すでに京都(祇園界隈)では、様々な注意を促す

立て看板が設置されています。

それでもなかなか減らない<観光被害>。

 

 

<罰金1万円>と表示するようです。

正直、悪質なインバウンド(もちろん日本人

観光客も含めて)からは罰金を徴収しても

いいと思います。

そのお金で、観光被害が出た所を修復したり、

立て看板を作る費用に充てたらいいと思います。

 

旅をするというのは<非日常>ですから、

たまのことと軽く考える旅行者もたくさん

いると思いますが、自分の住んでいる所で

同じことが起こったらと想像力を働かせて

欲しいものです。