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小田原のアラベラです。
私事ですが、一昨日の16日は私の母の23回忌でした。
本当に時が経つのは早いものです。
でも、2001年の1月16日のことは
今でもとてもよく覚えています。
朝、母が入院している病院から電話があり、
<お母さんの意識レベルが低下しています。
これからすぐに病院に来て下さい。>とのことでした。
当時私が住んでいた町から車で小1時間。
急いで病院に駆けつけました。
面会時間でもないのにすぐに来て下さいと言われたのですから
ある程度の想像は出来ました。
母のそばに行くと、母がはっきりとした声で、
<今までいろいろしてくれてありがとう!>と言ったのです。
それから約6時間後に亡くなりました。
あの最後の言葉を支えにして私は22年間
生きてきたと思います。
そして、私も自分の最期の時には
誰かに感謝の言葉を言ってから
旅立てたら思います。
こんな母の最期の言葉も、
22年経った今では懐かしく思い出すことが
出来るようになりました。
亡くなった直後から数年は母の死を受け入れることが出来ず、
かなり苦労しました。
それでもやはり<時間>が解決してくれることも
たくさんあると実感しています。
一昨日は、仏壇のお掃除をしながら、
あれやこれや仏さんに話しかけながら
穏やかな一日を過ごすことが出来ました。
これから私も高齢者になっていきますが、
いろいろなことに感謝しながら
毎日を過ごせればと改めて思いました。