介護旅行・終活・世界遺産のことはお任せ!
小田原のアラベラです。
今日は、ロシアの木造教会の物件をご紹介します。
◆キージ島の木造教会と集落 (ロシア)
1990年登録。
フィンランドとの国境近くのカレリア地方のオネガ湖上に浮かぶキージ島の
ポゴーストには、釘を用いないで、複雑な木組みと装飾によって建てられた
木造教会がある。12世紀にこの島に入植したロシア人と、先住民が同化してくと、
島にはロシア正教が浸透していった。そして、先住民の神聖な場所に教会が
建てられた。当時のロシアの建築物は主に木材で造られていたいたことから
この島でも木造建築技術が発達し、独創的な建造物が出来た。
キージ島には教会、礼拝堂、鐘楼等12の宗教施設と、後に移築されてた農家、
風車小屋、浴場、道標などの伝統的な建造物が保存されている。
「キージ」という名前は、この地域の先住民であったカレリア人の言葉で「祭祀の場」を意味する。
16世紀に建てられたプレオブラジェンスカヤ教会をはじめ、ポクロフスカヤ教会などが
この島の職人たちの伝統的な建築技術を今に伝えている。
プレオブラジェンスカヤ教会には、ロシア正教の十字架をつけた葱坊主形ドームが22配置されている。このドームの外観は、光の加減によって銀色のような光沢を見せるように仕上げられている。
また、この教会は雨水が内部に染み込んでも、天井裏にある屋根板の雨樋から
野外に水が排出される仕組みになっている。
そう言えば、私がよく聴くクラシックの曲で、
シベリウス作曲の<カレリア組曲>というのがあります。
皆さん聞いたことありますか?
シベリウスはフィンランドの作曲家ですが、
今までは何となくフィンランドをイメージしながら聴いていましたが、
今度はこの物件の景色を思い浮かべながら、
改めて聴いてみようかと思います。