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小田原のアラベラです。
今日の世界遺産はノルウェーの物件です。
以前、北欧のツアーには何度も添乗しましたが、何度訪れても毎回
感動した世界遺産です。
先日のブログで、チリの「チロエの教会堂群」をご紹介しましたが、
今日の物件も含めて、私は、趣のある、ひっそりとしたたたずまいの
小さな教会が大好きなのです。
◆ウルネスの木造教会 (ノルウェー) 1979年登録。
ノルウェーの首都オスロの北西約250㎞、ルストラフィヨルドを見下ろす
標高約120mの崖の上に立つ12世紀前半に建造された
ノルウェー最古の木造教会。当時の北欧の教会建築では
“スターヴヒルケ”と呼ばれる木造教会が主流だった。
釘やネジを使うことなく厚板で周囲を覆う、ヴァイキング時代の建築法である。
このウルネスの木造教会は、スターヴヒルケの最高傑作とされる。
材料は木材のみを使用し、屋根、柱、柱頭さらに半円アーチ構造の
身廊部分も木造である。各箇所は、ロマネスク様式を基本として
木造で再現されている。外壁の装飾には11世紀の帯飾りが、
破風部分や、聖歌隊入り口には戦う動物をモチーフにした
木彫りの装飾が見られる。
水はけをよくするために、急こう配の屋根は、こけら葺きになっているのが特徴。
Urnes Stave Church (Norway) © OUR PLACE The World Heritage Collection
日本の木造建築の教会を思い出してしまうようなたたずまいでした。
しっとりと落ち着いた雰囲気で、瞑想したり、お祈りしたりするのに
最適な環境にあると思います。
木造建築の物件は、保全が大変難しいと思いますが、
後世に伝えて行って欲しい文化遺産のひとつです。
ノルウェーに行くと、やはりフィヨルド観光がメインとなりますが、
ぜひこのような教会も訪れてみて欲しいです。