この 6月14日で 
定期運行から引退しました、
伯備線の『381系 やくも』。

この 381系、
カーブの多い路線で 
スピードアップ運轉の爲 
國鐵時代にデビューしました 
初期の『自然振子式 車體傾斜車輛』、
所謂 “ふりこ電車” で、

搖れが大きく醉ひ易い、
て話は昔から聞いてましたけど、
以前に『やくも』や 
中央西線 “木曾路” の『しなの』 
に乘った時、
そなぃ氣持惡ぅなった憶えは 
ありまへんどした。

そやけど、
洗面所にはエチケット袋が 
用意されてたり、
『ゆったり やくも』や 
紀勢線の『くろしお』が、
ぐったり はく” “げろしお” 
  あ、お下品失禮 ^_^; 
等と揶揄されてたり、
をその後知りまして、

若しやそなぃ意識しながら乘ると 
或いは醉うんかも、
と些か恐れ戰きつつも、
引退前に今一度確かめてみよう、

て事で、
最終日は “鐵ちゃん” に限らんと 
大混雜大混亂になるんは 
火を見るより明らかやし、
數日前の平日に、
御叮嚀にもビールまで調達して ^_^; 
乘って來ました。


岡山驛 381系 やくも15號


ゆったり やくも


その結果は…。

聞いてました、
カーヴに入るタイミング、
出るタイミング、
と振子が傾く、戻るタイミング 
が微妙にズレて違和感を覺ゆ、
て話、

そ~言われると 
確かにそんな氣ぃせん事も無いかなぁ、
て思いましたけど、
全く醉ふ事も無く、
周りで氣分が惡くなった方も 
ゐたはらへん樣子どしたし、

他の車輛と較べれば 
或いは氣分惡くなる方が 
若干増えるんかも、
て程度どした。

まぁ、
個人差やその日の體調にも 
因るんどすやろけど。


そして、
6年半ぶりに訪れました出雲の國。

今回は時間の都合で 
地元らしい物は 
食べられまへんどしたけど、
14年ぶりに『一畑電鐵』“ばたでん” 
に乘りまして、

當時は夜到著早朝發で叶ひまへんどした 
『出雲大社』 いづも おほやしろ 
の參拜が出來ました。

ゆーても今回も日沒後で、
本殿、拜殿に到る手前の門は 
既に閉ってましたけど、
門の前にはちゃ~んと賽錢箱が 
設へられてをりました。


川蹟驛 出雲大社前 行


翌朝 電鐵出雲市驛 松江宍道湖温泉 行


出雲の地は 
今後も度々訪れる氣ぃしますよって、
今や唯一の定期寢臺列車となりました 
『サンライズ 出雲』 

  あ、東京 ― 岡山間は 
『サンライズ 瀬戸』も併結どすけど、

が “健在” の内に、
再訪したいと思ひます。


宍道湖 朝景