今回は、12番札所お遍路ころがしの難所を歩く?ため
勤め先に無理を言って
2日から6日の5連休をいただき
12月1日PM11:00 JR夜行バス徳島行きに乗車
12月2日AM5:10 徳島駅に到着
AM5:40 JRに乗り、鴨島駅に向かいます
AM6:10 JR鴨嶋駅到着
身支度を整え、前回の区切り打ち地点 11番札所に向け歩き始めます
途中、コンビニで朝食&昼食用のお茶3本と、おにぎりを4個購入
出発時6.5Kgの荷物がさらに重くなりました
前方に今から登る山が見えてきました
AM7:10 11番札所 藤井寺到着
道中の安全をお参りして
納経所のご住職に挨拶
12番札所までの時間を尋ねると
6時間と教えていただきました
初めてのお遍路ころがしはいかななものか
境内にある登山口から
AM7:39 いざ挑戦です
歩き始めて、10分ほどで
お遍路道の傾斜が急になってきました
さらに30分ほど進むと
エッ!崖が
どこを歩くの?
いいえ歩くのではなく、登るのでした
ここからが、6か所あるお遍路ころがし入口なのでありました
多少は息が上がってきましたが
まだ脚力には余裕があり
少し安心感がこの時点ではあり
若いころの山釣りで培った
山歩きの感がよみがえったかに錯覚していました
30分ほど登り
AM8:00 尾根歩きに入ります
次の3番目のお遍路ころがしは
登るのではなく
よじ登るになっていました
若いころの渓流を
よじ登った経験も
70歳間近の体力では、なすすべもなく
完全に息が上がり
写真を撮る余裕はまったくなくなっていました
何とかよじのったところで
AM9:00 2回目の尾根歩きに入り
写真を撮る気力が戻ってきましたので
標高もさらに上がり600mほどの素晴らしい眺めが
疲れた体にも、心地よい眺めです
次に向かうのは
標高750m お大師様が待っていてくださる
浄蓮庵
5番目のお遍路ころがしに向かいます
すでに体力は使い果たし
喘ぎ喘ぎのよじ登りで
足場も靴の前半分しかなく
金剛杖で体を確保しながら
1段ずつ登っていきますが
耳の奥から
心臓のはやなりの音が聞こえてきます
もう限界と感じ始めたころ
AM11:01 杉木立の向こうに
太陽を背にした
お大師様が
迎えに来ていただいたような思いがして
疲れも少し和らぎました
ここで、お昼休憩を取り
ここから、尾根伝いに下り
6か所あるお遍路ころがしの、最後の難所に向かいます
無我夢中でよじ登り
PM13:39 無事12番札所 焼山寺 到着
6時間と人並みな時間で登れましたが・・・・・・・・・
お参りを済ませ
標高700mから400m地点にある
PM13:59 本日のお宿へ向かいます
道中が、下山のお遍路ころがし
下るというより
足場の悪い梯子を降りる(落ちる)と表現したほうがわかりやすい
使い切った下半身の筋力は
完全にオーバーヒートを起こし
とてもいう言うことを聞いてくれるような状態ではありませんでした
ここで自作の長めの金剛杖の威力が
とても頼もしく、心強く思えました
下山のお遍路ころがしが終わり
普通の下り坂を歩いていると現れたのが
今回の四国お遍路で行ってみたかった
杖杉庵
ZI-ですが育った熱田区は
弘法信仰の強いところで
各家庭で弘法さんがお祀りしてある家が多くあり
夏休みになると寺子屋が始まり
衛門三郎(説明は省きます)の話が必ず和尚さんからありました
子供ながらにその印象は強く心に刻まれていました
墓標の代わりに金剛杖を立てた
その杉の金剛杖は
今では杉の大木になっていました(写真奥)
その脇には、お大師様と許しを請う衛門三郎の銅像が
子供のころの和尚さんの話を思い出しながら
少しの間、感激に見とれていました
道中、素晴らしい渓流に癒され
PM15:10 本日のお宿 なべいわ荘 に到着
本日の巡礼距離 18.7Km
歩数 40515歩 でした
早速お風呂に入り
45分の長風呂で
オーバーヒートを起こした筋肉のケアを
PM6:00 渓流の宿にふさわしい夕食
きれいなアマゴの塩焼きで舌鼓
PM7:00 には爆睡
合掌・礼拝