
この魔人ブウの肉片のような不気味な物体の正体は。
蒸しパンです。
一応。
山村の住人にとってパンを手に入れる事は容易ではありません。
保存料たっぷりのパンをわざわざ何時間もかけて降った町に買いに行きます。
山の中にパン屋さんはほぼ皆無。
極たまに個人宅に釜戸はあるものの家族以外の使用はありません。
蒸しパンなら。
蒸し器がなくても。
火を起こす薪と鍋さえあればできる。
生地を入れた皿やマグカップを直接水にいれてもいいし。
ひっくり返したお皿の上に型を乗せてもいいし。
とにかく水につからない状態で鍋の中に蒸気を溜めればいいわけです。
と提案をし、はじめての蒸しパン講座を。
自宅で何度も練習したので失敗はないだろうと慢心に満ちて挑んだのですが。

1度目は、生地を入れた皿が水没。
2度目は、水没を恐れて水量を減らしたところ温度があがらない。
3度目の正直でできたものが写真のよぼよぼパン。
しかも卵の分量が多過ぎ、卵黄臭かった。
味も見た目もいま一つですが、パンが作れることはわかってくれたみたい。

失敗に懲りてしまう国民が多い中、彼女らは蒸しパンに魅力を感じてくれたのでしょうか···
しかし今回は私の研究不足。
次の講習までにもう少し場数を踏んでおきます··