戦争の経験が殆どないホンジュラス。
孤児院に配属されている青少年活動隊員が悩んでいた。
「
日本に原爆が落ちた
」
という歌詞を含む曲があるようで(スペイン語ラップ)日本人だからと歌って聞かせてくれるらしい。
幼い頃から原爆に纏わる凄惨たる絵や写真を目にしてきた日本人にとっては複雑。
そこで青少年活動隊員の彼女の願意でコマヤグア初の「原爆展」が開催された。
私も会場と機材の確保、写真資料の収集、資料の展示等を手伝い。
広告宣伝用のポスターを以下の通りにした。
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原爆が落とされた唯一の国による
原爆展
場所:文化会館
日時:2008年12月10日(水)
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これを孤児院に貼り出すと子供達からは頑是無い疑問が。
「コマヤグアの文化会館に原爆が落ちたの?」
「コマヤグアの〇〇さんは、原爆で死んじゃったの?」
等等。
原爆について何も知らない彼らに悪気も罪もないようです。
展示会当日。
文化会館に市長が別件で来ていたこともあり、朝から多くの人。
「原爆展」の文字に興が乗ったマスコミに囲まれインタビューの嵐。
テレビやラジオでの宣伝が功奏してか孤児院の子供も含め100人近くの人々が訪れました。
肝心の子供達が到着したのは朝の10時頃。
青少年活動隊員が作成した下記の資料に真剣に見入る。
・ 第二次世界大戦年表
・ 連合国vs 枢軸国(反ファシズムvsファシズム)を表した地図
この展示会がもたらした子供達への効果はというと。
食べ物を以前ほど粗末にしなくなった。
ホンジュラスではこれまで幾度も行われてきた日本文化紹介もいいけれど、それの根本義とは。
考究すると判らなくなる時がある。
その反面戦争の恐ろしさや平和の大切さを伝えられる原爆展は、この国の人達に何かを残せるのもしれない。
