3月24日(金) その3
AREXでソウル駅に到着した私
このあとどうやってホテルまで行くべきか🤔
旅の間は本当に考えることだらけ。
AREXでソウルに向っている間の約45分間に、これについても模索していた。
その①
地下鉄で最寄りの会賢(フェヒョン)駅まで行き、そこから徒歩で向かう案
(ちなみに、ソウル駅から会賢駅までは地下鉄でひとつだけ)
その②
ソウル駅からタクシーに乗ってホテルへ向かう案
その③
ソウル駅から徒歩でホテルまで行く案
①案は、ちょっと難しそう
ソウルの地下鉄初めてだし、そして、この大きなスーツケース…。
駅や出口によってはエレベーターやエスカレーターがなく、階段だけしかない可能性もある。
いろいろ考えてしまう
③案はと言うと…
GoogleMAPも見れるし荷物無しならば30分くらい歩けないこともないんだけど、やっぱりスーツケースがネック。
途中どんな道を行くのかわからないし、リスキーだよね。
残るは②案か…
…タクシー代いくらかかるのかな。
ドケチかんさんは心配性。
考えたあげくにたどり着いた先が…
カカオタクシー🚕
カカオタクシーならば、言葉が通じなくてもドライバーさんに行き先が伝わるし、乗車料金もだいたいの目安から大きく外れないだろう
さっそく、、
カカオタクシー、
アプリ、ダウンロード
入力 登録
わーカカオのアカウントが必要なのねーー
カカオアカウントっ
アプリ、ダウンロード
入力 登録
…そんなこんなでなんとかセッティング完了。
ソウル駅内を移動中、こんなものが。
スーツケース用のエスカレーター??
私の特大スーツケースも載せられた
この間、人は階段をゆく……
便利や〜
これがあるだけでだいぶありがたい
大きな大きなソウル駅。
タクシーをひろうにはどこから出たらよいのか。
コネストのクチコミで、
“西口の4番出口にタクシー乗り場がある”
と書いてあったので、私は4番出口を目指すことに。
いざ改札を出ようとしたら…
自動改札機が開かない
私がAREXの切符をいくらかざしたところでいっこうに改札が開く気配はない。
駅員さんを探すが…、見渡す限り、駅員さんの姿はない。
ここは無人改札か
ピンチ
困ったぞ…
スーツケースを持って右往左往
誰か道行く人に助けを求めようと思ったのだけど、
首都ソウルを行き交う人たちの歩くスピードはとても速く…、韓国語を話せるわけでもないし、、話しかけるのも難しそう…
困った
そんなとき、私の目に入ったのは、
待ち合わせでもしているんだろうか、改札内の端の方でスマホをいじりながら壁にもたれている30代くらいの男性。
私は彼に英語で話しかけた。
私は切符を見せて、
『改札から外へ出たいんだけど、出ることができない』
と伝えた。
その男性は英語がそんなに話せるというわけではなかったのだけど、カタコトの英語で私に答えてくれて、(オマエも十分カタコトやけどな)、一緒に改札の方に行ってくれて、切符を改札に読み込ませようとしてくれたり、、別の改札で試してくれたり、、助けようとしてくれた。
私とその彼とで改札内をあっちこっち動いている中、その彼が急に韓国語で何かを言った、と思ったらその先に、30代前後の女性の方がいて、彼女もまた彼に向かってなにかを言った。
言葉がわからない私にはこのお二人が何を言ったのかもわかるはずはなく
…数分後、先程の女性が私と彼のもとに来た。
この彼はこの彼女と待ち合わせをしていたのだろう。
彼女さんも一緒になって、なんとか私を助けようと…、お二人はなにやら話していた。
そして、彼女さんが、ある改札に付いているスピーカーみたいなものに話しかけた。
スピーカーの向こうからはおそらく駅員さんの声。
彼女さんは駅員さんにこの状況を説明してくれている模様。
すると、彼女さんは私の方を向いて、
『はい!出ていいよ!』
と私に改札の外へ出るよう促した。
遠隔作業なのかなんなのかわからないけれど、改札は開いていた。
えっ
と私がちょっと驚いていると、
『いいよ!大丈夫だよ!』
と彼女さん。
私は急いでバッグの中からめっちゃおいしいハイチュウを取り出して、彼女さんに手渡そうとし、
『本当にありがとうございました!!』
と言って彼女さんにハイチュウを。
彼女さんは、
『いらないよ。なにもしてないから。』
と言って受け取ろうとしない。
『本当に本当に助かったので。受け取ってください。』
と半ば無理矢理彼女さんに渡してしまった。
彼女さんは、やれやれと少し笑って、めっちゃおいしいハイチュウを受け取ってくれた。
お二人とも、本当にありがとうございました
日本でならばなんでもないことなんだけど、
やっぱり海外だといろいろと難しい。
そうして、私はやっとソウル駅の改札から出ることができた。
外へ出ました。
外へ出たよろこびを隠しきれないBBA
次は…カカオタクシー予約!
試練は続く。
SIMカードのおかげでインターネットは問題なく使える
…ですが
なんでなのかカカオタクシーアプリがうまく使えない
…一難去ってまた一難😆
今日泊まるホテル、
ザ•ステイ•クラシックホテル明洞を降車地に設定するのがうまくいかない…
わたしは周りをキョロキョロ👀
急いでいなさそうな人、急いでいなさそうな人…、いないかな…👀
…いた
こちらもまたスマホをいじっている男性。
20代後半くらいだろうか。
わたしはさっきよりも躊躇いもなく、その男性に話しかけた。
『すみません…、、このホテルに行きたくて、カカオタクシーを使いたいんですけど…』
と言ってスマホの画面を彼に見せた。
彼は初めは少し驚いたような表情を見せたが、私のスマホを覗き込み、そしてどれどれ?とスマホを確認してくれた。
『この距離だと…、目的地が近すぎてドライバーがオーダーを受けたがらないんだと思う。』
とその男性。
彼の英語は決して流暢なものではなかったけれど、(オマエもな)
ひとつひとつ言葉を選びながら話してくれていた。
『(ここソウル駅から会賢駅までは)駅ひとつ分だし、地下鉄で行った方がいいと思うよ。』
と、私の中ですでに却下されたその③案を彼は提案した。
『駅の中の移動が大変だからもう駅には戻りたくないんです。』
と私。
『I see.. 🤔…I will help you then!』
(そうなんだ…。それなら、手伝ってあげるよ!)
と彼は言い、私のスマホでカカオタクシーのブッキングを試みてくれた。
しかし、こちらのオーダーを受け入れてくれるドライバーはなかなか現れない。
10分が軽く過ぎた。
私は待ちくたびれてしまって
(誰のためじゃと思ってるんじゃー)
『わたし、もう諦めます。歩いて行きます。』
と彼に言った。
なんとなくだけどドライバーが決まる気がしなかった。
彼は、この荷物でホテルまで歩いていくのは絶対大変だ、、もうちょっと待ってみよう。
もしかして自分のカカオタクシーアプリを使った方がいいのでは?と言って、
彼のスマホでブッキングを試みてくれた。
私のスマホが日本語表記なので、彼には扱いにくいのだ。
彼は、
『自分が予約だけしてあげるので、支払いは直接ドライバーにすればいいよ』
と私に言った。
そして、
私がソウル駅から地上に出てから30分あまり、
やっとカカオタクシーのブッキングに成功。
車はすでに近くに来ていた。
急に終末を迎えた
(彼に何かお礼を!!!せねば!!!!)
しかし、さっき手渡したハイチュウ以外のお菓子は全てスーツケースの中…
彼に渡せるものはなにもなかった💧
まもなく予約した車が到着。
助けてくれた彼はドライバーさんに事情を説明し、
『よかったね。韓国滞在楽しんでね。』
と私を送り出した。
20分以上も私に付き合って助けてくれた男性。
話してる中で彼が言った言葉が印象的だった。
『Because visitors are always welcome 』
私が
『迷惑をかけてしまって本当にごめんなさい🙏』
と言ったときに、彼が言ったセリフだ。
だって、観光で海外から来てくれる人たちをもてなすのは当然のことだよ
私の心にささった。
なんの見返りも求めず、一生懸命私の力になってくれたこの男性に、本当は日本のお菓子を何か渡したかった。
…お菓子で彼が喜ぶかどうかはわからないけれど。
この場を借りて改めてあのときの彼にお礼を言いたい。
私の韓国旅行は始まったばっかりなのに、もうすでに私の中では、韓国の人たちの温かさがささりまくって、韓国が大好きになり始めている。
タクシーの中、そんなことを思っていた。
5分ちょっとぐらい車は走り、ホテルに到着した。
やっと着いた〜〜
本当はどこかでおいしいものを食べたいなと思っていたんだけど、
外へ出る元気は残っていなかった。
私は友達へのお土産として持ってきたカップ麺で夕飯を済ませることにした。
(この段階でンガンちゃんのカップ麺が二つから一つに変更になった)
ライ麦パンは昨日空の湯で買ったもの。
なんの変哲もない肉うどんが最高に美味しく感じた。
今日はジミナのアルバム発売日。
そんな日に韓国初上陸だなんて、なんて運命的…
(単なる思い込み)
ホテルのテレビではYouTubeが見れたので、、私はバンタンの動画をずっと流していた。
初めて手にした韓国ウォン
めちゃうまいレモン味でした。
本っ当においしい、このハイチュウ♡
青リンゴ味もありました、たしか。
追伸