電話はかけなおせない。

でも、無視するのは不自然すぎる。


今の時代に救われた。

メールに頼ってしまった。

一方的に、

「体調が悪いから、雪山はキビシイよぉ~。よかったらみんなで行って来て~!」

テンション上げすぎず、下げすぎず。

上手く言えたかな・・・私。



暫くすると彼からまた電話が。


やっぱり取れない。



次の日の朝、本当はボードに向かうはずだった朝、彼にメールをした。


「ごめぇん!やっぱり熱さがんないよぉ・・・。せっかくなのにごめんね、。」


彼からは

「残念だけど、仕方ないから早く治せよ!」

ってメールが。


なんだかちょっとだけホッとした。

もしかしたら気づいたかもしれない。

でも、いいんだ。

気づいて欲しい気持ちもあるんだ。



大晦日だったこともあり、大掃除をした。

部屋をキレイにすることで、自分の心も整理できたらいいと思って。


夕方、Tクンと年越し参りに行くために用意をしてたらまた彼から電話が。

何の用か検討もつかなくて、今は準備した言葉でしか彼と話せない気がして、

出れなかった。

きっと不自然に思ってるだろう。



彼にも嘘をついて、

自分の心にも嘘をついて、


本当の自分は一体どこにいるんだろう。