今日は、

蓑田真理さんの
バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタと
パルティータ全曲演奏会へ🎻

バロックヴァイオリンでの演奏です。


蓑田さんは、
今日の演奏のためにロンドンから
帰国されたとのこと。

場所は、大阪大学豊中キャンパスの

大阪大学会館ホールイチョウ


私はこちらでのコンサート、

『ワンコイン市民コンサートシリーズ』

にはよく訪れていますが、

写真を撮りながら歩くのは

今日が初めて。

楽しかったですブルーハーツ



見上げると、イチョウの木に
銀杏が鈴なり🎵
大阪大学のマークは、
銀杏がモチーフです。

私は、豊中キャンパスには
コンサートで訪れるようになりましたが、
吹田キャンパスの2箇所で
お仕事をしていたことがあります。


てくてく歩いて行くと…
見えてきました!こちらです☀
私はいつもエレベーターで
上がっちゃいます。


開演前には、
この階段に沿って
ズラリと人が並びます。

受付で入場料(千円です!!)を払い、
ホール内へ。

今日は響きを聴きたいので、
1階の最後列と決めていました。

感染対策で、適度に間隔を空けながら、
余裕のある贅沢な座り方です。

演奏は、休憩を2回挟んで
約3時間。
バッハ無伴奏ヴァイオリン全曲は、
演奏者も聴衆も、
集中力と体力が要ります。

蓑田真理さんの演奏は、
こちらでのアンサンブルをお聴きした
事がありましたが、ソロは初めてです。
しかも今日はバロックヴァイオリン。

私は蓑田さんの身体の遣い方が好きです。
全身で表現されるところ、
エネルギーが詰まっているところ。
また、
放たれた音が、幽し音となって
空気の中に溶けていくようなところ。
全部いいな、と思います。

バロックヴァイオリン、バロック弓は
モダンヴァイオリンとは
音量も、できることも違います。
演奏が始まると、
会場全体が耳となって聴いている。
聴衆の集中を感じました。

第2部からは黒いカーテンが開けられ、
木々の揺れる影や、光が
差し込んで来ました。
だんだん日が落ちてゆき夕暮れになる時の
光の陰影が素敵なホールなのですが、、

演奏者の顔や身体にも光が当たり始め、
パルティータ2番のシャコンヌの途中で
「すみません」

舞台袖に引っ込まれました…?!

かなり暑かったようです。
黒いカーテンが少し閉められ、
シャコンヌの始めから、
演奏が再開されました。
蓑田さんは自然体な方ですね。


モダンヴァイオリンとは違い、
感動して涙が出るという演奏とは
違いましたが、
バロックヴァイオリンの音色を
存分に浴び、
その時代に思いを馳せ、
一つ一つの曲を再認識しました。


私が弾いたことがあるのは
ソナタ1番アダージョ、
パルティータ2番アルマンドとコレンテ
パルティータ3番ガボットとロンド、
        ブーレ、ジーグ
です。
まだまだ無伴奏の入り口です。

パルティータ2番アルマンドを
弾いた時には、
うまくいきませんでした。

先生には、
「あなたは思いが強すぎて、
 普通に弾くことができない」
と言われてしまいました。

「ただ、弾く」ように、と。

何かを感じてしまうからだと
思います。
何かは自分でもがわかりませんが…

ピアノでバッハを弾くと、
「ただ、弾く」、
ただ音を弾く、ができるのですが…
どうしてヴァイオリンではできない
のでしょうね。


バロック時代には単純な繰り返しが
嫌がられたということですが、
蓑田さんのガボットとロンド、
2回目の装飾音の入れ方に
わぁ〜✨素敵!
となりました。


バッハの無伴奏は
一生取り組むものだと思うので、
焦らずいきたいと思います。


終演後は、美しい夕焼け。