先日、仲の良い友人が結婚しました。お相手はとても可愛らしい女性です。周りからは<出会い系の彼女 と言われていましたが、きっかけはなんであれ幸せになれるのであればいいことだと思います。私は話だけは聞いていて彼女とは結婚式で初めてお会いしたのですが、出会い系に登録していたなんて想像できないような、とても清楚な人でした。中身はなかなか怖いんだぜ、と友人は言っていましたが、とても幸せそうでしたね。
友人は彼女と出会うまでは彼女いない歴イコール年齢の人でした。特段顔が悪いわけでもなく、学歴もそこそこ、有名な会社に勤めていて年収もそこそこ。まあずば抜けて何かがすごいということはなくても、交際相手としてなんのデメリットもない人だと思っていました。本人は「俺は晩生だから」と言っていましたが、ちょっとの勇気があれば彼女くらいすぐにできそうな感じだったのです。
試しにお見合いパーティでも行ってみればいいじゃないとけしかけたことがあります。本気にするとは思わなかったので冗談で言ったのですが、その後本当に予約をしてお見合いに行ってしまいました。結果は「最悪だったよ」ということでしたが、それで何かがふっきれたのかもしれません。出会い系なんてどんなトラブルがあるかわからないから絶対にやらない、と言っていたのに結婚までしてしまいましたね。
今でこそ出会い系というといいイメージがありませんが、そういうものが出来た当初は「本当に出会いが欲しい人」もたくさん利用していたと思うのです。遊び半分ではなく、普段人付き合いが苦手でネットの世界やチャットなら大丈夫、と言う人が結構多かったはずです。そこにつけこんで色々と悪さをする連中が現れてしまったがために、本当に利用したい人ができなくなっているのではと思います。
現実は「好きな人が出来た!告白する!」というような流れで恋人がゲットできる人など、限られているのかもしれません。そうもいかない、そういう風にうまくいけばいいねと夢見る人だってたくさんいるわけです。そういう人同士がデメリットなく情報を共有できたり出会いを求めたりすることができれば、結婚する人も増えるんじゃないかと私は思います。それが回りまわって少子化対策になるのでは・・・などと思ったりもします。